【阪神】２戦連続サヨナラ…今季ワースト５連敗 岡田監督も落胆「もうええやろ」

上向かないチーム状況に、阪神・岡田監督は渋い表情

阪神は１日のロッテ戦（ＺＯＺＯマリン）に２―３で敗れ、今季ワーストを更新する泥沼の５連敗。延長１１回までもつれ込んだ戦いの末、２戦連続となるサヨナラ負けを喫する悪夢のような試合展開で、３カード連続の負け越しとなった。

ハッキリ言うてインケツにもほどがあるわ…。９回に渡辺諒の犠飛で２―１の勝ち越しに成功した虎は、その裏のマウンドにクローザーの岩崎を送り込む。すると一死無走者から、中堅・近本が浅いフライを後逸し、打者走者・中村奨は一気に二塁へ（記録は二塁打）。続く佐藤は三振に打ち取ったが、次打者・友杉に左翼への適時二塁打を許し、同点に追いつかれてしまった。

〝あと１人〟の状況から、またもスルリと手元から逃げていった勝利の女神――。三塁ベンチ内の岡田監督も苦虫をかみつぶしたような表情でこの一幕を見つめるしかなかった。

前夜のカード第１戦では１点リードの９回にマウンドに上がったゲラが同点に追いつかれ、延長１０回にサヨナラ負け。Ｗ守護神として運用されている〝ゲラザキ〟コンビが２戦連続で決壊してしまった。

貧打に苦しむ打線はこの日も、逆境を跳ね返す反発力を見せられぬまま。結局延長１１回に５番手として登板した西純が二死二塁から右前へのサヨナラ適時打を許しゲームセットとなった。

試合後の岡田彰布監督（６６）は「もうええやろ」と力なくつぶやき、待ち構える報道陣の前を素通り。２日連続で監督囲み取材が行われることはなかった。