間垣親方が断髪式で感無量「宮城野親方がいなければプロに入っていなかった」

ハサミを入れる伊勢ヶ浜親方

大相撲で昨年６月に引退した間垣親方（３４＝元幕内石浦）の断髪式が１日、都内の両国国技館で開かれた。

兄弟子だった宮城野親方（元横綱白鵬）ら約３００人がはさみを入れた。間垣親方は「宮城野親方がいなければプロに入っていなかった。親方なしで今の自分を想像するのは難しい。育ててくださった方なので、ありがとうございます」と感謝を口にした。

元幕内北青鵬の暴力問題によって宮城野部屋は閉鎖。同親方や所属していた力士らと、春場所後に伊勢ヶ浜部屋へ転籍した。大銀杏は師匠の伊勢ヶ浜親方（元横綱旭富士）が切り落とした。間垣親方は「引退相撲ができるかどうかわからない状況だったけど、伊勢ヶ浜親方が『やった方がいいんじゃないか』と言ってくれた。止めばさみを入れてくれて感謝しています」と語った。

整髪後は横と後ろを刈り上げたショートヘアーを披露。「（断髪は）想像したよりさみしかった。一緒に戦ってきた体の一部なので。頭を洗う時に長い髪をなぞるようにしたらなかった…」と大銀杏との別れを惜しんでいた。