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中国の迷惑系ユーチューバーか?靖国神社の落書き犯が〝犯行声明〟 中国政府は対応に苦慮

東スポWEB / 2024年6月3日 6時10分

スプレーで落書きされた靖国神社の石柱(中央)、2日には消されていたが柵で近寄れないようになっていた

男が靖国神社の入り口近くにある石柱によじのぼり、尿をかけ、赤いスプレーで英語で「トイレ」と落書きする動画が中国のSNSで拡散している。警視庁麹町署が器物損壊などの疑いで捜査している。犯人は中国の迷惑系ユーチューバーとみられており、中国の動画配信サイトで〝犯行声明〟を出した。日本国内からは怒りの声が続々と上がるなか、中国政府は対応に苦慮しそうだ。

1日午前6時20分ごろ、「靖国神社」という名が記された石柱の「国」と「神」の間に「トイレ」と落書きされたのが発見された。通行人が警察に通報した。

その後、中国の動画配信サイト「ビリビリ」の「超級鉄頭」というアカウントが〝犯行声明〟を出した。今回の動画では鉄頭(アイアンヘッド)と名乗っており、日本で言うところの〝迷惑系ユーチューバー〟のような存在だという。

超級鉄頭は英語で「日本政府の核廃水の放出許可に直面して、われわれには何もできないのかと言った。いいや、彼らに何らかの色を見せたいのだ。日本の核汚水の排出に反対するためにこれをした」と話し、一連の行動を映した動画をアップした。別に撮影者がいるようだ。

その後、日本から出られないとして、「中国国家に迷惑はかけられない」と語っている。

ビリビリには、閲覧したユーザーによる「日本のネットユーザーに、不和を植え付けず、憎しみを鎮めるようお願いします」「これから日本に留学する華僑や中国人はこの行為の代償を払うことになるのです」などのコメントが寄せられている。中国のSNS・微博には「私が言いたいのは、『よくやった!』ということだけです」「目的が何であれ、この行動はとてもかっこよかったです」「英雄だ」との声もある。

中国国家テレビ局のCCTVニュースは「日本の靖国神社の石柱には英語の『トイレ』が赤いペンキで描かれている」と事件の概要を報じた。

元の動画は削除されたが、さまざまなSNSに続々と転載され、拡散しながらも、次々に削除されている。

中国事情通は「監視社会の中国で、中国政府に都合の悪い情報がネット上に掲載され続けることはありません。削除したということが中国政府の〝意志〟で、大ごとにしたくないでしょう。ただ、もし男が帰国したとして、中国警察が捕まえると、不満分子が騒ぎかねません。愛国教育による反日で不満解消させ、政府に不満が向かないようにしている面があるからです」と指摘している。

鉄頭が帰国したら、中国政府は難しい選択を迫られるだろう。

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