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蓮舫氏「批判ばかり」のイメージに苦悩 党関係者は〝シン・蓮舫〟アピールを進言

東スポWEB / 2024年6月3日 6時10分

街頭演説する蓮舫氏

東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に向けて立憲民主党の蓮舫参院議員が2日、都内で枝野幸男前代表とともに街頭演説を敢行。「人生で最大の決断」と覚悟を訴えた。一方で「何かあったら蓮舫は批判ばかりと。そうでしょうか」と批判する人とのイメージに困惑。党関係者は〝シン・蓮舫〟をアピールすべしと提案した。

蓮舫氏は8年前に伏魔殿と呼ぶ都議会自民党へ乗り込んだ小池百合子都知事が「かっこよかった」と告白するも、最近は派閥の裏金問題で政治不信を招いた自民党に小池氏が接近していると変化を指摘。「この感覚は私と違う。これは批判じゃない。ファクトじゃないですか。何かあったら蓮舫は批判ばかりと。そうでしょうか」と訴えた。

公約の全体像を発表するのは後日となるが、行政改革に力を入れてきた蓮舫氏だけに「東京都は一般会計だけで8・5兆円。洗いがいがあるんじゃないですか」とニヤリ。予算削減で生まれた費用を「福祉にまわそう、雇用にまわそう。この問題を根本から解決するために知事になりたいと強く思った」と強調した。

国会でも見られるようないつもの蓮舫節の演説だったが、「批判ばかり」のイメージには参っている様子。演説後の報道対応でも強みと弱みを問われ、「強みも弱みも〝強く見えること〟だと思います」と自身のイメージに苦悩していた。枝野氏は演説中に「蓮舫さんって優しい人なんです」と繰り返していたが、これに蓮舫氏は「もっと言ってほしいですね」と歓迎していたほどだ。

実際の蓮舫氏はどんな人なのか。演説を見守った立憲民主党の前参院議員だった有田芳生氏は「国会で追及するときは厳しく追及するのが当たり前で、それは彼女の持ち味が出ているのだけど、普段の蓮舫氏はものすごく穏やかで優しいし明るい。その姿を都民が見ていけば、これまでの〝蓮舫イメージ〟とはガラっと変わる」と語った。

「私と会うと『有ちゃ~ん』って言ってニコニコとしている人。これが普通の蓮舫氏なんです。追及するときの厳しい口調と顔が国民と都民に印象づけられてしまっているのは残念。選挙戦では優しいところも見せていくでしょう。それが本当の蓮舫氏だから」(同)

また、批判といえば蓮舫氏のボーナスを巡ってもいろいろ騒がしい。一部メディアは蓮舫氏が過去に不祥事で辞める議員に対してボーナス支給前に辞めなかったことを問題視していたと伝えている。

国会議員のボーナスの基準日は6月1日。5月末までの辞職ならボーナス減額で、1日以降なら満額支払われることになる。有田氏は「都知事選までは参院議員として裏金問題の追及をしていくのだから何もおかしいことはない」と満額でも問題ないと指摘した。

また、「蓮舫事務所にも秘書さんがいるわけで、その人たちの生活も考えないといけない。それも当たり前のことだと思いますよ」(同)と事情をおもんぱかった。公設秘書は議員が辞めたら失職となってしまうのだ。

蓮舫氏の優しい一面を都民にアピールすることが勝機につながるかもしれない。

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