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笹生優花 渋野日向子と死闘逆転V!「全米女子オープン」メジャー2度目は男女通じて初の快挙

東スポWEB / 2024年6月3日 10時46分

小祝と抱き合う笹生(ロイター=USA TODAY Sports)

米女子ゴルフツアー今季メジャー第2戦「全米女子オープン」最終日(2日=日本時間3日、ペンシルベニア州ランカスターのランカスターCC=パー70)、首位と3打差の5位から出た笹生優花(22)が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68と追い上げ、通算4アンダーで2021年大会に続く2度目の優勝を果たした。日本勢のメジャー2勝目は男女を通じて初の快挙。また、首位と2打差の4位から出た渋野日向子(25=サントリー)が2バーディー、4ボギーの72で回り、通算1アンダーの単独2位に。日本勢がワンツーフィニッシュで強さを見せつけた。

力強いショットとブレないメンタルで再び大舞台を制した。2番パー4でロングパットを沈めバーディーを奪ったが、6番で痛恨の4パット。嫌な流れとなったが、上位陣が崩れる中でも、11番までパーセーブでじっくりと耐えた。

トップと2打差で迎えた12番でバーディーを決め首位に並ぶと、13番パー5もバーディーで単独トップに立った。勢いは止まらず15番でも伸ばすと16番パー4では見事にワンオン。男性選手並みのパワーに、ギャラリーから大歓声が湧いた。「ゴルフネットワーク」で解説する岡本綾子は「流れから言うと決まりですね。やっぱり魅せるゴルフです」と称賛。期待に応え、バーディーでさらにスコアを伸ばした。17番で1つ落としたが、4日間で2度ボギーを叩いている18番でもパー。小さくガッツポーズをして後続の結果を待った。優勝が決まると、クラブハウスで仲間から祝福。渋野から熱い抱擁を受ける場面もあった。

22歳11か月13日での大会2勝目も史上最年少記録となった。優勝セレモニーでのスピーチでは、キャディーやファンに感謝。また「家族の支えなくして、ここに立つことはなかったです」と涙を流した。続くインタビューでは今大会について「辛抱強さが生きてきた。チャレンジを楽しめたと思う」と笑顔。「ピンポジションが本当に難しかったのでどうしようかと思った。でもこれもランカスターがくれたいい経験だと思ってプレーしていた。未来に生きる4日間だった」と、達成感をにじませた。

前回大会は、フィリピン国籍で大会を制した。今回は日本代表として優勝した。笹生は「21年の優勝は母に恩返し、今回の優勝は父に恩返しです。両親それぞれに恩返しができてうれしいです」と、両親への思いを語った。

一方の渋野は海外メジャー初出場で初優勝を飾った2019年「AIG全英女子オープン」に続く、海外メジャー2勝目を狙ったが、序盤の3、4番で痛恨の連続ボギー。それでもじっと耐えて7番パー5でバーディーを奪った。8番、10番でボギーを叩くが、12番で曲がるロングパットを決めバーディー。14番では2打目をバンカーに入れるも、しっかりパーセーブ。その後も大崩れせず、見事に単独2位に入った。渋野は「めちゃくちゃしんどい4日間だったんですけど、ここまでの自分のゴルフの内容だったり、結果だったら、あり得ない結果なので、正直自分ではびっくりなんですけど、またここからスタート、新しい章がスタートできる感覚なので、すごく前向きな気持ちです」と笑顔。久々のシブコスマイルで多くのファンを安心させた。

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