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【阪神】打線もWストッパーも低調で元投手コーチ「5位転落まである」 打開策は〝先発完投〟

東スポWEB / 2024年6月4日 5時20分

5月26日の巨人戦で岡本和真に一発を打たれた阪神・ゲラ

昨季の王者がもがき苦しんでいる。岡田彰布監督(66)率いる阪神は交流戦の2カードを終えて1勝4敗。セ首位で突入したものの、瞬く間に巨人と広島に追い越されてリーグ3位に転落した。3日時点で7ゲーム差に6チームがひしめく混戦の中、本紙評論家の金村暁氏は「交流戦終了時に5位まで転落する可能性もある」と警告するとともに提唱した打開策とは――。

交流戦に入って低調な打線が復活の兆しを見せないばかりか、今度は〝ダブルストッパー〟のゲラと岩崎にも陰りが出始め、チームの敗戦につながる失点を喫するケースも目立ち始めている。

その原因について、2016年から22年まで阪神の一軍投手コーチを務めた金村氏は「打者の状態がすぐに上がるとは考えにくいですし、ゲラと岩崎は登板過多ではないかというペース」と指摘。チームは49試合を消化してゲラは25試合、岩崎は24試合に登板している。このままのペースでいけば、70試合近くに登板することになるだけでなく「開幕から2か月目と4か月目は疲れが出てくる時期。それに接戦が多い中でどちらかが休めるわけではなく、1試合で両投手を使わなければいけない。現状はWストッパーの意味をなしていないんですよね」とした。

どうすれば流れに乗っていけるのか。金村氏は「先発に頑張ってもらうしかないです」とキッパリ。「DHを使うパ・リーグ主催試合では代打を送らなくていいので、才木のように先発陣が『完投』するしかないと思います」と提言した。

才木は2日のロッテ戦(ZOZOマリン)を含め、1―0の展開で2度も完封勝利を飾るなど3完封。両リーグトップタイの6勝を挙げている。その一方、チームで完投したのは才木以外におらず、救援陣に助太刀を仰いでいる格好だ。

それだけに金村氏は「村上、大竹、西勇、伊藤将も中6日で130球投げて、完投してもらいたいところです。大竹ものらりくらりで投げられますし、西勇も余裕で完投する体力もあります」といい「先発投手がいい状態であれば、リリーフを使いたい場面でも代えないことですね。そのようにうまくマネジメントして中継ぎを休ませてあげないと、ケガにもつながってきてしまう」と警鐘を鳴らした。

野手陣が精彩を欠く中、球団初の連覇に向けて先発陣がもうひと踏ん張りするしかなさそうだ。

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