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【西武】〝まさかの三塁〟で輝き放つ令和の牛若丸・滝沢夏央「もらったチャンスなので…」

東スポWEB / 2024年6月4日 6時17分

西武・滝沢夏央

〝令和の牛若丸〟こと西武・滝沢夏央内野手(20)がもらったチャンスに賭けている。育成出身の3年目、身長164センチ、球界最小兵の「ナツオ」が借金15の最下位に低迷するライオンズの中で希望の光を放っている。

5月24日のオリックス戦(ベルーナ)で今季初昇格。ベンチスタートとなった同30日の中日戦(バンテリン)の初回、二塁打を放ちながら足を痛めた平沼に代わって代走出場。その試合で2安打1得点と気を吐き〝ラッキーボーイ〟として、そのまま次カードの巨人3連戦でも「2番・三塁」としてスタメンに名を連ねた。

1日の巨人戦(ベルーナ)では5度打席に立ち2犠打2四球1安打とチャンスメーカーとしての仕事を果たし、持ち前の守備力でも要所で好守を連発。その俊敏性を生かしたハッスルプレーでチームを盛り立てた。

打線のやり繰りに苦労している渡辺久信監督代行(58)も「夏央は相手にしたら〝いやらしい選手〟。ヒットも打つんですけど四球も選べるところは、非常に〝いやらしい選手〟になってきている」とその成長ぶりに目を細め、今は外せない2番打者として信頼を固めつつある。

本来は二塁、遊撃が主戦場。侍ジャパンの正遊撃手・源田をいかに追い越すかを考え二軍で研さんを積んできたが、もらったチャンスは〝まさかの三塁手〟としてだった。

滝沢は「正直戸惑いはありますけど、もらったチャンスなので、そこを生かすも殺すも自分次第。(三塁練習を)やってこなかったというのはただの言い訳になる。できるというのをアピールすれば試合に出れるチャンスが広がる。そこはあまり考えずに気持ちでいきたい」と、このチャンスを貪欲に捕まえにいく構えだ。

思えば、今はなき〝山賊打線〟を形成していた森友哉(現オリックス)、浅村栄斗(現楽天)、外崎といった主軸たちも出始めは本来のポジションではない「外野手」としてだった。

外崎は「辻監督から『(外野)できるか?』と聞かれて『できません』とは言えないでしょう。まずは試合に出ることが先決ですから」と当時を振り返っている。

今は置かれたポジションで花を咲かせるしかない。滝沢は自らにそう言い聞かせながら着実に成長を遂げている。

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