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セリフが全然ない!「マッドマックス:フュリオサ」鳴り響くエンジン音で引き込む匠の技

東スポWEB / 2024年6月4日 14時10分

映画「マッドマックス:フュリオサ」(ワーナー・ブラザース映画提供)

【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。俳優の春名風花さん(23)がSNSで自身への誹謗中傷をした男性に対し計約3600万円の損害賠償を求めて起こした判決公判が5月24日にありました。横浜地裁は、投稿は名誉毀損にあたるとして男性に計約380万円の支払いを命じたということです。もはや社会問題ともいえる誹謗中傷と戦い続けた彼女は本当に偉大ですね。

そこで、今週は春名さんのような強い信念を持った女性が主人公の映画「マッドマックス:フュリオサ」(公開中)を紹介します。

今作は巨匠ジョージ・ミラー監督(79)が手がける、荒廃した世界が舞台の大人気シリーズ「マッドマックス」の最新作。前作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015年)、約20年間仕えた主君「イモータン・ジョー」を裏切り、彼の圧政から群衆を解放した勇敢な女戦士・フュリオサの過去を描きます。

この映画、御年79歳のミラー監督の手腕が光っています。監督は荒廃した世界、ディストピアの世界観を描くのが本当にうまい。あの「北斗の拳」の世紀末世界のモデルは監督の「マッドマックス」とも言われているんですよね。

その作り上げられた世界観で私たちを待ち受けるのはド級のアクション。もうアクションに次ぐアクションでセリフが全然ない!(笑い)。セリフがないということは説明がないわけなので、急に物語が始まってなんのこっちゃと最初は混乱するんですけど、鳴り響くエンジン音ですぐに「マッドマックス」の世界に引き込まれるんですよね。まさに匠の技という感じです。

今作では、自分から故郷と母親を奪った憎きジョーにフュリオサが仕えることになる経緯が詳細に明かされます。前作でなぜフュリオサがジョーへの復讐に燃えていたのかを痛感することができるんですよね。前作「怒りのデス・ロード」はゴリゴリのアクション映画でありながら第88回アカデミー賞で6部門受賞を果たしています。今作は、巨匠の熟練のアクションを楽しめる最新作であるとともに、名作の面白さを倍増させる最高のスピンオフ作品であるとも言えるでしょう。

諦めて静観する著名人も多い中、確固とした信念と強い気持ちで誹謗中傷と戦った春名さん。一映画ファンとしてその気持ちの強さをついついフュリオサと重ねてしまいます。今年大注目の一作を、ぜひご覧ください。

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