米国で死亡宣告を受けた７４歳女性が葬儀場で生き返る

ベン・ハウチン副保安官（ランカスター郡保安官事務所のフェイスブックから）

米ネブラスカ州で死亡宣告を受けた７４歳の女性が葬儀場で呼吸していたのを発見され、生き返った。ＦＯＸニュースが３日、報じた。

ランカスター郡保安官事務所のベン・ハウチン副保安官は会見を行い、「これは非常に異例な事件だ。私はこの仕事を３１年間続けているが、このような事態に至ったことは初めてだ」と語った。

３日午前９時４５分、ウェイバリーにあるマルベリー老人ホームの職員が、ホスピスケアを受けていたコンスタンス・グランツさんが亡くなったことを確認した。医師も死亡を確認し、死亡証明書を書いた。不審な点は何もなかった。

遺体はリンカーンにあるブセラス・メイザー＆ラブ葬儀場に運ばれた。午前１１時４３分、葬儀場の職員がグランツさんの遺体をテーブルの上に置いたところ、呼吸していることに気づいた。救急隊が呼ばれ、心肺蘇生が行われた。グランツさんはその後、病院に搬送され、まだ生きているという。

現在、警察が老人ホームを調べている。ハウチン氏は「現時点では、老人ホームに犯罪の意図は見つかっていない」と述べた。