蓮舫氏の都知事選出馬に難色示した連合会長に岡田氏「自民党ベッタリの都政を認めるんですか」

左から岡田克也氏、蓮舫氏、連合の芳野友子会長

立憲民主党の泉健太代表と岡田克也幹事長は４日、都知事選挙（７月７日投開票）に立候補を表明した蓮舫氏について言及した。

泉氏は国会内で開かれた常任幹事会で同党幹部たちに「東京都知事選挙は大変重要な選挙でありまして、わが党の蓮舫参院議員が来たるべき大きなチャレンジに向けて準備を進めています。みなさん、そういった心意気に賛同していただいて一緒になって戦いを進めていただきたい」と応援を要請した。

その後、岡田氏は会見で「われわれは今の小池都政に対して非常に問題がある（と認識していてそれは）公約が果たされていないことです。そして自民党、特に都議会の伏魔殿をきちんとするということを言われたにもかかわらず自民党と二人三脚になっている。今の小池都政をこのまま続けるわけにはいかない。蓮舫にはぜひ勝ってもらいたい」とエールを送った。

蓮舫氏が選挙戦で日本共産党の支援を受けていることを連合の芳野友子会長が問題視している点についてはこう述べた。

「連合会長はどういう思いで言ったのかはわかりませんが、それじゃあ、今の自民党にベッタリの都政を認めるんですかというふうにはうかがいたいです」

無所属で都知事選にチャレンジする蓮舫氏に対して同党は推薦するのか。

岡田氏は「いまのところ本人（蓮舫氏）から（推薦などの）求めは出ていません。ご本人が基本的にどういう形で戦うのか決めるのだと思います」

蓮舫氏はこの日、報道陣の取材に対し、小池百合子知事の動向を見定めた上で、自身の公約を発表する考えを示した。

小池氏より先に立候補を表明した蓮舫氏。公約となる政策を早めに発表すれば選挙戦を戦いやすくなるのではないかという見方も出ている。

蓮舫氏は小池氏にどう戦うべきかという問いに、岡田氏は「蓮舫さんが考え抜いて全体のスケジュールを設けていると思うので、それについてコメントはありません」と述べるにとどめた。