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【バレーボール】高橋藍の心身を大きくした〝高橋家の食卓〟 兄・塁が明かすアイデア満載のメニュー

東スポWEB / 2024年6月5日 5時38分

快勝のイラン戦後、ファンの声援にこたえる高橋藍

若きスパイカーを育てた「高橋家の食卓」とは――。ネーションズリーグ(NL)予選ラウンド男子第2週福岡大会初日(4日、北九州市・西日本総合展示場)、世界ランキング4位の日本は同16位のイランに3―0でストレート勝ち。通算成績4勝1敗とした。今ラウンドから合流した高橋藍(22=サントリー)は、チームトップタイの14得点をマークして勝利に貢献。パリ五輪でも活躍が期待される点取り屋の秘話を、2学年上の兄・塁(24=同)が明かした。

約7600人の観衆を沸かせた。第1セットからエンジン全開の高橋は、強烈なバックアタック、技ありプッシュなど、イタリア仕込みの多彩な攻撃で相手を翻弄。得点を決めると「ブラボー」と雄たけびを上げ、チームを鼓舞する場面もあった。試合後には「ただただ強く打つだけが得点じゃないことは(3シーズン過ごした)イタリアで学んできた。どんな場面でも、しっかり得点を取っていく力がついてきたと思う」と手応えを語った。

22歳の若さで攻撃の要として活躍する藍を世界へ導いたのは、母・小百合さんの愛情たっぷりの手料理だ。兄・塁は「藍も有名な選手になって、僕もサントリーでプレーしていて、周りから『どんなにいいご飯を食べていたんですか?』みたいに聞かれるけど、全然裕福な家庭ではなかった」と回想。スーパーでは半額に値引きされた食品を買うことが、日常の風景だったという。

金銭的に余裕があったわけではないが、日々の食卓には豊富なメニューが並んだ。塁は「質よりも量という感じで、お金がなくてもご飯だけはいっぱい食べさせてくれた。ハンバーグは特別いい肉でもないし、豆腐を入れてかさ増ししていたけど、煮込みやおろしやチーズなど、何パターンもつくってくれた」。工夫を凝らしたハンバーグは塁と藍の大好物だ。

他のメニューもアイデア満載だ。塁は「唐揚げもかさ増しのためにジャガイモをつけて揚げたり、お母さんは試行錯誤していた。パスタは1キロ以上も『もう混ぜれんわ』とか言いながらも、一生懸命つくってくれた」。塁と藍が高校進学後は22~23時頃に帰宅することがほとんどだった。塁は「『早く食べて寝なさい』みたいな感じだった」と振り返った上で「本当にお母さん、お父さんの支えがあったから、今の僕たちはあると思う」と神妙に語った。

世界が誇るトップ選手選手に成長した藍も、塁と気持ちは変わらない。「どんなに朝早くても『スポーツ選手はコンビニ弁当じゃダメだ』と、お弁当をつくってくれた。両親が全力でサポートしてくれたから、今の自分たちがいる」と感謝する。恩返しの思いを胸に、世界の頂点へ突き進む覚悟だ。

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