【大相撲】大の里 部屋頭の覚悟示す「二所ノ関親方の教えを守って頑張りたい」

大の里

大相撲夏場所で、史上最速の初土俵から所要７場所で初優勝した小結大の里（２３＝二所ノ関）が、部屋頭としての覚悟を示した。

５日に茨城・阿見町の部屋で朝稽古を行い、師匠の二所ノ関親方（元横綱稀勢の里）が見守る中で約１時間半、汗を流した。７日に誕生日を迎える大の里は「２３歳は想像もしてなかった１年になったし、いい１年だった。まだ（髪に）油をつけていない状態で、教習所に行っていた。（２４歳になっても）常に上に上に、現状に満足することなく、高みを目指して頑張りたい」と抱負を語った。

また、１日に部屋付きだった中村親方（元関脇嘉風）が独立し、兄弟子の幕内友風（２９）ら力士８人が転籍。この日の大の里は、若い衆にぶつかり稽古で胸を出すなど積極的に指導した。「関取の僕と（十両）白熊関で、目配り気配りするのを大事にしていこうという話にもなった。今まで以上に（若い衆に）声をかけている」とその意図を明かした。

新たな二所ノ関部屋は始まったばかり。大の里は「しっかりこのメンバーで（二所ノ関）親方の教えを守って頑張りたい」と笑みを浮かべた。