【日本ハム】広島に完敗の新庄監督 乱調の矢沢宏太に苦言「毎日投げさせる。９０連投くらい（笑）」

日本ハム・新庄監督

日本ハムは５日、広島戦（マツダ）に０―６で完敗。連勝が「２」で止まり、ロッテと入れ替わってゲーム差なしのパ３位に転落した。

先発・伊藤大海が初回からいきなり秋山に先頭打者本塁打を許すも、２回以降は持ち前の制球力で相手打線を翻弄。５回までわずか３安打に抑える好投を見せた。だが６回に３連打と自身の失策が絡み２点を献上。７回１１３球を投げながらも６安打３失点（自責１）で今季初黒星を喫した。

打線も相手先発・森下暢仁の前に沈黙。２度の得点機であと一本が出なかった。

１４安打５得点で完封勝利を飾った前日４日の試合とは一転、この日は広島に完封負けをくらった。試合後の新庄監督は「（相手先発が好投手の）森下君だったんでね。初回の（秋山の）ホームランで『あちゃー』ってなったね。でも、ランナー出てからの森下君の投球テクニックにやられました。追い込んでもガンガン勝負してくるところが見ていて勉強になったし。バッターのタイミングをずらす間というかそういうのが光っていましたね」

指揮官は森下の巧みな投球術に脱帽した様子だった。

ただ、この日の８回から自軍２番手でマウンドに上がり、１回持たず１安打４四球３失点の大乱調だった左腕・矢沢宏太にはあきれた様子で「彼は登板間隔が空くとああいうふう（四球連発）になるタイプなんでね」とポツリ。さらに新庄監督は「だからこれからシーズン終わりまで毎日投げさせる。５０連投？ いや、９０連投くらい（笑い）。１イニングに（四球）４つはいらないですからね。やっぱりストライクが入らないピッチャーは使い道が難しくなっちゃうんで」とも続けた。

森下への絶賛とは対照的に自滅した矢沢への苦言も忘れなかった。