【ＤＤＴ】無差別級王者・上野勇希 高木三四郎との乱戦を制しＶ５「いつか東京ドームに行きましょう！」

試合後に王者の上野勇希（右）と次期挑戦者のＭＡＯ（左）に期待をかける高木三四郎

ＤＤＴの最高峰王座ＫＯ―Ｄ無差別級選手権（５日、東京・新宿フェイス）は、王者の上野勇希（２８）が高木三四郎（５４）を退け、５度目の防衛に成功した。

戦前からの両雄の予告通り、試合はハチャメチャな展開になった。序盤からプラスチックケースが飛び交い、長々と場外戦が続く。次第に劣勢となった５４歳の挑戦者だが、場外でのＤＤＴから改造自転車「ドラマチック号」で突進。するとこれがレフェリーに誤爆し、無法地帯となる。

さらにリングでは自転車にレフェリーを乗せて上野に正面衝突させると、プラケースで殴打。だが、王者は２発目を阻止し、追撃を許さない。終盤まで一進一退の攻防が続く中、２０分過ぎに王者が閃光魔術弾を発射。最後はＢＭＥ（ムーンサルトプレス）で乱戦を制した。

試合後は「僕はＤＤＴが大好きです。高木さんとＤＤＴに出会えて人生が変わりました。こうしてボロボロになるまでタイトルマッチができて、また一つＫＯ―Ｄ無差別級チャンピオンとしての人生が変わりました。僕が王者として、みんなにもっと夢を見せていきますので、高木さん、いつか東京ドームに行きましょう！」と呼びかけた。

７月２１日の東京・両国国技館大会メインでは「ＫＩＮＧ ＯＦ ＤＤＴ」覇者ＭＡＯ（２７）とのＶ６戦が決定。高木は「新しいＤＤＴを見せてくれ」と２人の戦いに期待をかけた。