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【日本ハム】新庄監督に新たな悩み 〝首位打者〟田宮裕涼をフル稼働させられない「事情」

東スポWEB / 2024年6月6日 5時9分

首位打者の日本ハム・田宮だが…

使いたいのはヤマヤマだが…。日本ハムは5日の広島戦(マツダ)に0―6で零封負けを喫し、3連勝を逃した。相手先発・森下に沈黙させられたが、さまざまな事情によって首位打者に君臨する田宮裕涼捕手(23)をフル稼働させられない状況となっている。もどかしい展開が続く中、新庄剛志監督(52)の手腕が問われている。

どうにもホームが遠かった。3回と6回に無死一、二塁のチャンスをつくったものの決定打を欠いて無得点。連勝は2でストップしてしまったが、ここへきて悩ましい問題にも直面している。昨季終盤から持ち前の巧打と強肩で頭角を現し、今季は開幕からレギュラーに定着した田宮の起用法だ。

高卒6年目で打率は3割4分3厘を誇り、12球団トップの成績だ。球宴ファン投票の中間発表でも捕手部門で堂々の1位に君臨する。このままなら初の球宴出場も確実で、球団としても積極的に売り出したいところだ。しかし、そんな田宮を思うように起用できないのだからもどかしいことこの上ない。その最大の要因は先発左腕の山崎と加藤貴が、捕手の伏見と絶大な信頼関係を築き上げていることにある。

リーグ最多の6勝をマークする山崎は、古巣のオリックス時代から伏見と双方の名前をもじった「福寅(さちとら)バッテリー」で有名。オリックス時代から続く絆は健在で現在も公私で親しく、水を得た魚のように白星を積み上げている。山崎自身も伏見には「自分のことを一番よく分かってくれているので」と絶大な信頼を置く。そんな球界屈指の好バッテリーをわざわざ解体させる理由は見当たらない。

同様に加藤貴も左投手のリードに定評がある伏見への信頼は厚いと言われる。新庄監督はこの点について「加藤君の(捕手のサインへの)首の振り方とかを見ながらね。(伏見か田宮か)どっちでいこうかというのを今決めています」と話すものの、加藤貴が登板したここ2試合の先発マスクはいずれも伏見だった。

「ウチは守って勝つ野球だから。ポンポンって2、3点取って。守り勝つ野球は(伏見か田宮か)どっちかっていうところを考えながら」

指揮官の見解通りなら今後も山崎と加藤貴の登板時は伏見がマスクをかぶることが濃厚だ。となれば必然的に田宮の出番は激減する可能性が高い。ましてや現在は交流戦の真っただ中。DH制がないセ・リーグ球場での試合となれば、攻撃力のある田宮をDHですら起用できないため指揮官も難しい選択を迫られることになりかねない。

田宮は今季が「レギュラー元年」。年間を通して一軍で活躍した経験がないため「休養」を挟むことにはつながる一方、田宮の規定打席にも影響を及ぼしかねない。指揮官ら首脳陣の模索は今後も続きそうだ。

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