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男子バレー〝大フィーバー〟の裏に大人気アニメ 「ハイキュー!!」との相乗効果は海外にも!

東スポWEB / 2024年6月6日 6時10分

コートへ向かう石川祐希(右上)歓声が上がり、カメラが向けられた

大フィーバーの裏に大人気アニメあり――。バレーボールのネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド男子第2週福岡大会2日目(5日、北九州市・西日本総合展示場)、世界ランキング4位の日本は同12位のドイツに3―2で勝利し、通算成績を5勝1敗とした。連日多くのファンが会場に詰め掛ける中、国際バレーボール連盟(FIVA)主催大会のマーケティングを行うバレーボールワールド(VW)の日本エリア代表・青山アリア氏を取材。同競技を題材とするアニメ「ハイキュー!!」がもたらす〝相乗効果〟を明かした。

日本がフルセットの激闘を制すると、会場内では地響きのような歓声が沸き起こった。運命の第5セットは主将・石川祐希(28=ペルージャ)のスパイクで先に10点台に乗せると、14―8で迎えたマッチポイントの場面で山内晶大(30=パナソニック)がサービスエースを決めて勝負あり。チームトップタイの21得点を挙げた石川は「本来なら負けの内容だった。そこはシビアに考えていかなければいけない」と反省点を口にしつつ「すごい盛り上がりを感じるので、もっともっといいプレーをしたい」と決意を新たにした。

会場内はトップアイドルのコンサート並みの盛り上がりを見せる一方で、会場外でも大会初日からグッズ売り場には長蛇の列ができ、入店までに1時間以上かかることもあったという。5日も午前中の段階で早くも一部選手のグッズ(5日用意分)が完売となり、ある運営関係者は「ありがたい限りです」と感謝しきりの様子だった。

大フィーバーにひと役買っているのが「ハイキュー!!」の存在だ。青山氏は「今の若い世代は『ハイキュー!!』を見て日本のバレーを知る人が増えている。私たちがうれしいのは、2次元の世界で行われているバレーがリアルに大会につながっていること。『リアルの選手を見たい』とバレーボールに興味を持つ人たちが増えている」と分析した。

今大会は「ハイキュー!!」とのコラボグッズを販売。さらには作品の主人公・日向翔陽とライバル・孤爪研磨を起用したキービジュアルを作成するなど、ファンにはたまらない企画が実現した。青山氏も「キービジュアルのユニホームにVNLの文字が入っていたりとか、さまざまなコラボを通じて、今までない世界につながっていく可能性があると思うので、これからの展開が楽しみ」と夢を膨らませる。

そんな「ハイキュー!!」の影響力は日本の枠を優に超えている。青山氏は「海外でも本当に人気で、FIVAやVWのスタッフ、幹部がみんな『自分たちの子供が自国のチーム以上に日本のチームを注目している』と言っている。『ハイキュー!!』が世界中に行き渡っていることにびっくりしたし、キービジュアル(ポスターなど)に載っている(実在の)海外の選手は『私もアニメの世界に突入した』と話していた」と証言。日本バレーボール界の知名度アップにも大きく貢献しているようだ。

男子代表は「ハイキュー!!」に負けじと、世界の舞台で活躍。金メダルに輝いた1972年ミュンヘン大会以来となる五輪での表彰台へ、勢いに乗りたいところだ。

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