東ちづる バブル期の豪快なテレビ収録を回顧「観覧客にもタクシーチケット、お弁当付き」

東ちづる

女優の東ちづるが６日、フジテレビ系「ぽかぽか」に出演。バブル期の豪快な芸能界について振り返った。

バブル期に社会人から芸能界入りした東は「芸能界に入っても芸能界もバブルだった。（今とは）全然違うね」と告白。

「特番も収録時間が押していって、深夜になる訳よ。私たちはタクシーチケットをもらうんだけど、（観覧の）お客さんにも全員チケットを渡してた。横浜だろうが何だろうが差し上げてたし、お客さんもお弁当付きだった」と羽振りの良かった時代を振り返った。

さらに「マネジャーがビックリしてたんですけど、ギャラ交渉してまとまるでしょ。そしたら約束の額より多めに振り込まれてた」と出演料が増額することもあったことを告白。「年末年始の特番のスタジオで、お疲れ様でしたってポチ袋が配られて。見たら『祝・高視聴率』って。中は一万円札で」と思わぬ形の臨時収入があったことを説明すると、共演者からは「放送もしてないのに（高視聴率）？」と驚きの声が上がっていた。

東は「今だったら絶対無理じゃん、いろんな意味で。多分問題にもなるし。当時はゆるやかだった」と振り返ると、東に届くプレゼントも派手だったことを説明。「（ファンから）現金が届くことがあって、マネジャーが返しに行くんですよ。（ある時）段ボールを開けたらお餅が入っていて、何でお餅なんだろうと思ったら封筒が入ってて。札束がバッと…」と時代劇の「悪代官」のような形で大金が届いたエピソードも披露した。

しかし芸能界を楽だなと思ったことはないのかと聞かれると、「そんな訳ないよねって。これはここで正さないと〝事故る〟よねって思ってました。大人だったからね」と告白。社会人経験から冷静に芸能界を渡り歩いていたことを明かしていた。