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〝UFO議連〟設立総会 基調講演は元米国防次官補クリストファー・メロン氏

東スポWEB / 2024年6月6日 14時53分

基調講演を行ったクリストファー・メロン氏

UFOを含むUAP(未確認異常現象)について安全保障上の問題として取り組む超党派の議員連盟「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」(会長・浜田靖一自民党国対委員長)の設立総会が6日、衆議院第二議員会館で行われた。

オンラインで基調講演を行ったのは、米国情報機関に20年近く在籍した元米国防次官補クリストファー・メロン氏。近年の米国議会におけるUAP調査・解明の機運を醸成した中心人物の一人だ。

メロン氏は「数十年にわたり現在UAPは、政府や学界の人々がこの件を軽視しようとしたにもかかわらず、世界中の人々の想像力をかき立て、好奇心を刺激してきました。これらのUAPの出来事は数えきれないほどの議論、調査、推測の対象となってきました。米航空宇宙局(NASA)はUAPを〝史上最大の謎の一つ〟と呼んでいます。このUAP問題を取り巻くあまりにも長い間の汚名に立ち向かうには政治的な勇気が必要であることを知っています」と話した。

そして、「官僚機構の顕著な特徴の一つが透明性の欠如と変化に対する本能的な抵抗です。官僚組織は独力で行動すると、変化する脅威に適応できないことがあまりにも多い。議会議員による積極的な監視がなければ、重大な問題は解決されません」として、長年の米議会・議員と米国防総省や軍との対立を例示した。現在、米国はUAP情報を収集・分析・調査し、積極的に公開している。

「安全保障環境が前例のない速さで変化しているため、国の立法者が現状を精力的に調査し、適切な場合には現状に異議を唱えることがこれまで以上に重要になっています。議会の行動がなければ、国民は空中衝突がどれだけ発生したか、UAPがどれだけ頻繁に報告されているかをまだ知らなかったでしょう」(同)

メロン氏は〝UFO議連〟設立に対し、「UAPの問題を調査する議員連盟を設立するという驚くべき一歩に敬意と称賛の意を表します。科学と国家安全保障を時代遅れの偏見よりも優先することで、皆さんが示している知的誠実さを称賛します。メンバーの先見の明のあるリーダーシップにお祝いを申し上げます」と述べた。

UFO研究家の竹本良氏は「ペンタゴン(米国防総省)のAARO(全領域異常解決局)の立役者メロン氏が日本の〝UFO議連〟の相談役になったことは心強いです。特に宇宙人と宇宙機の回収やリバースエンジニアリング(機械を分解し、構造を分析すること)を全否定する昨今の米国政府に対しても一定の距離をもって客観的に眺めてます。〝日本版AARO〟ができるとしても宇宙人問題を除外しないで、やおよろずの宇宙人といった発想で指導してもらいたいです。いずれにせよ、今後のUFO議連の活躍に期待したいものです」と指摘している。

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