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【佐藤優コラム】蓮舫氏実態は「親共産、反自民、非小池都政のパーシャル東京」

東スポWEB / 2024年6月6日 16時5分

都知事選に出馬した蓮舫氏

5月27日、立憲民主党参院議員の蓮舫氏(56)が都内で記者会見を開き、東京都知事選挙(6月20日告示、7月7日投開票)に無所属で立候補する意向を表明した。

興味深いのは、日本共産党が早々と蓮舫氏を支持する意向を表明したことだ。
<日本共産党の小池晃書記局長は「裏金づくりと暮らし、憲法破壊の自民党政治に審判を下す選挙だ」と発言。(中略)/小池氏は選定委後の記者会見で、蓮舫氏が都知事選への立候補を表明したことについて「最強・最良の候補者が名乗りを上げてくれた。日本共産党として、勝利のために全力を尽くしたい」と表明しました>(5月28日「しんぶん赤旗」)

共産党は有言実行の党だ。小池氏が「勝利のために全力を尽くしたい」と言った以上、共産党組織が全力を挙げて蓮舫氏の選挙活動を行う。

蓮舫氏も共産党との協力に意欲的だ。会見で共産党の支援を受ける意思を明確にしている。
<さらに、蓮舫氏が同日の出馬会見で、これまでの市民と野党の共闘をベースに「反自民、非小池都政のオール東京の枠組みで支援いただきたい」と述べ、「共産党も含めた野党共闘をやらなければ勝てないのでは」という記者の質問に対して「いまおっしゃった方たちとの信頼関係ももちろん大事にしていきたい」と答えたと紹介しました。/その上で「日本の政治の行方と都民の命、暮らしがかかった大事な選挙だ」と強調。「首都東京から日本の政治の流れを変え、岸田自公政権に審判を下していく」と述べました>(同)

蓮舫氏が都知事選挙だけでなく、国政レベルでの政権交代を目指している。都知事選挙には都政独自の課題があるはずだ。にもかかわらず、蓮舫氏は「首都東京から日本の政治の流れを変え、岸田自公政権に審判を下していく」と述べる。都知事選挙は手段に過ぎず真の目的は自公連立政権を打倒することだ。重要なのは蓮舫氏らが目論む政権がどのような性格を帯びるかだ。

綱領で社会主義・共産主義社会を目指す革命政党であることを明確にしている日本共産党を蓮舫氏は、未来の政権のパートナーと考えているとしか筆者には思えない。蓮舫氏は「反自民、非小池都政のオール東京」と言うが、実態は「親共産、反自民、非小池都政のパーシャル(部分)東京」だ。

都知事選挙では、共産党を含む政治勢力が都の権力を握ることの是非が最大争点になる。

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