相撲協会が協会員研修会を開催 元北青鵬の暴力事件受け 怒りのコントロール法など学ぶ
東スポWEB / 2024年6月6日 17時27分
日本相撲協会は6日、2月に宮城野部屋に所属していた元幕内北青鵬の暴力問題が発覚したことを受けて、都内の両国国技館で協会員に研修会を開いた。
約1時間弱の研修会に親方、力士ら協会員約900人が参加。条件反射制御法学会の平井愼二会長が、突発的な怒りをコントロールする方法について講演。また、同協会で教育研修担当顧問の櫟原(ひらはら)利明氏は、大相撲の伝統文化継承について話した。
冒頭で八角理事長(元横綱北勝海)が「(夏場所で)15日間、満員御礼になった。(協会員は)責任と自覚を持って行動してほしい。立派な協会員になってほしい」と力士らに呼びかけた。
同協会は北青鵬を「引退勧告相当」と判断し、本人が引退届を提出。師匠だった宮城野親方(元横綱白鵬)の指導も問題視され、部屋は当面の間閉鎖となった。
広報部長の佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「皆真剣に聞いていた。(平井会長は)突発的な怒りを抑えるためには、良かった時のことを思い出して、心を落ち着かせるようにという話だった」と説明した。
また櫟原氏の講話については「相撲は古来から続く日本の伝統文化であり、それを継承していくのが目的。皆がその文化を継承する担い手であることを理解して、それを頭の片隅に入れていただきたいという話だった」と語った。
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