【フェンシング】江村美咲 パリ五輪に心弾ませる「歴史的な試合会場で戦えるのは楽しみ」

江村美咲

フェンシング女子サーブルでパリ五輪代表の江村美咲（２５＝立飛ホールディングス）が６日、都内で行われた２０２３年度日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）スポーツ賞表彰式＆スペシャルトークショーに参加した。

江村は２０２２、２３年世界選手権の個人を２連覇し、特別栄誉賞を受賞。「昨年優秀賞をいただいた時は、その舞台で『世界選手権２連覇を目指します』と言って、またこの場所に立てたのがうれしい。今まで支えてくれた方に感謝を伝えたい」と満面の笑みを浮かべた。

開幕まで５０日に迫ったパリ五輪が行われるフランスは、フェンシング発祥の地。試合会場のグラン・パレは、１９００年のパリ万国博覧会のために建てられた。「すごく歴史的な建物でもある。２０１０年にそこで世界選手権が開催されたのを聞いて、当時のスタッフの方が『今までで一番すごい試合会場だった』とおっしゃっていた。五輪でそういう試合会場で戦えるのは楽しみ」と声を弾ませた。

トークショーにはフィギュアスケートの坂本花織（２４＝シスメックス）と、ソフトボールの上野由岐子（４１＝ビックカメラ高崎）も参加。坂本は「来シーズンは（ミラノ・コルティナダンペッツォ）五輪のプレシーズン。五輪シーズンに向けていい状態で挑めるかが本当に大事だと思う。少しでも自分の自信になるように、いいシーズンを過ごせたら」と抱負を語った。

東京五輪で金メダルを獲得したソフトボールはパリ五輪で行われないため、上野は「私たちは見ている側として応援することしかできないけど、（日本代表の）皆の背中の押していきたい。試合会場で胸を張って立ってもらいたい」とエールを送った。