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【新日本】怪力無双オーカーン 上村優也からKOPW奪回…前夜の胃腸炎乗り越え〝男の中の男〟証明

東スポWEB / 2024年6月9日 19時15分

KOPWを奪回したオーカーン

新日本プロレス9日の大阪城ホール大会で「ユナイテッド・エンパイア」の偉大なる支配者グレート―O―カーンが、上村優也(29)とのKOPW争奪戦で歴史的大勝利を収め、新保持者に返り咲いた。

この日の争奪戦は上村提案の「ストームキャッチルール15分1本勝負」で行われた。あらゆる打撃技が禁止され、関節、投げ技のみが有効。ロープエスケープは2回までしか許されない。場外に出た場合もロープエスケープ扱いとなるルールだ。

本来であればどんなルールであっても圧倒実力差でカバーするオーカーンだが、4月広島大会の争奪戦ではまさかの敗北。相手に自信をつけてしまったのか、この日も上村にまさかの苦戦を強いられ、いきなり腕ひしぎ十字固めでエスケープを許してしまう。たかだか一時間余りで蚊トンボを獅子に変化る(かえる)。勝利とはそういうものだ。

ルールの盲点をついた噛み付きで「俺は今ステロイドを超えた!!!」とばかりに反撃に転じたオーカーンだったが、場外へ落とされ、2度目のエスケープ扱いに。エリミネーターを切り返されて腕ひしぎ十字固めに捕獲されてしまう。

この日に限っては一体どうしてしまったのかと思うくらい動きが硬い。前戦で敗れた相手に対し力み過ぎなのではないかと思われたオーカーンだったが、闘争とは力の解放だ。力みなくして解放のカタルシスはありえねェ…。何とか体勢を入れ替えて脱出すると、カンヌキスープレックスも逃れてFGO(アイアンクロー・スリーパースープレックス)で反撃。最後は両手で上村の頭部をつかんでのエリミネーターで3カウントを奪い、他に比類なきパワーを見せつけた。

バックステージでは「上村…お膳立てご苦労さん。少しの期間、いい夢見れたか? この余にキャッチルールで勝てるわけねえって、貴様が一番よく分かってんだろ? それでも、あの時よりはだいぶ楽しめるようになったじゃねえか。レモン食ったり、タイヤ積んだり、キャッチレスリングやったり、この2か月だいぶ楽しませてもらったよ。愉快だったから、特別に貴様とは何度でも戦ってやる。光栄に思え」と、青く澄み渡る空のごとき心の広さを披露。その上で「KOPWでやりたいことが山ほどあるんだよ」と、志半ばで終わってしまっていた地方再生の再開を予告した。

決戦前夜には救急外来で点滴を受けるオーカーンの姿がSNSでアップされ、全帝国民がその体調を心配していた。実はオーカーンはウイルス性胃腸炎を患っていたのだが、鋼のような精神力によってリングに上がっていたのだ。

世界中から「エラいぞ、その体格(からだ)でよく上がってきた」と称賛の声が相次ぐことは確実で、オーカーンこそまさに男の中の男と呼ぶにふさわしい。KOPWは(完全無欠の・オーカーン・プロフェッショナルの鏡・我々帝国民は一生ついていきます)の略だと言っても過言ではない気がする。

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