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弘道会系組長の射殺容疑で絆会の幹部ら5人逮捕 「対立抗争」の激化を不安視する声

東スポWEB / 2024年6月10日 6時7分

兵庫県警察本庁舎

兵庫県警は、昨年4月に特定抗争指定暴力団山口組弘道会系組長を拳銃で射殺したとして、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人)の疑いで指定暴力団絆会幹部の金沢成樹こと金成行容疑者(55)ら男5人を逮捕、送検した。

絆会は神戸山口組から離脱した組員らによって2017年4月に結成された組織。トップは神戸山口組若頭代行だった織田絆誠会長。

事件当時、金容疑者は2020年に別の絆会幹部(当時)を銃撃し重傷を負わせた事件で指名手配され、逃走中だった。その間、22年に水戸市で山口組系組幹部、昨年4月にラーメン店店主だった弘道会系組長を射殺したとされている。今年2月に潜伏先の宮城県で逮捕された。すでに20年、22年の事件は起訴されている。

弘道会系組長射殺事件直後から金容疑者の関与が取りざたされていた。その理由は防犯カメラに映っていた犯人の映像が、金容疑者とよく似ていたからだ。

今回の事件では金容疑者以外にも絆会の最高幹部や直参クラスが何人も逮捕されている。「もちろん卓越した情報収集能力がある弘道会は、逮捕前から金容疑者の犯行ということは分かっていたはず。改めて逮捕で浮き彫りになり、さらに絆会の幹部が関与した疑いで複数人逮捕されていることから、この後に何もないとは考えられない。こういう時にはキッチリとやり返してきたのが弘道会だから」(暴力団事情に詳しい関係者)

警察も絆会を狙っているという。「兵庫県警の本当の狙いは織田会長だと言われている。九州の工藤会の時のように、一気にトップまで持っていきたい考えがあるのではないか」(同)

山口組と絆会は対立抗争が相次いでいることから、兵庫や大阪など6府県の公安委員会は6月中にも活動を大きく制限する特定抗争指定暴力団に指定する見込みだ。

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