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【西武】早くも再建に手詰まり 球団OBは「3年から5年単位での時間が必要」

東スポWEB / 2024年6月10日 6時8分

渡辺監督代行も手詰まり状態で西武の借金は膨らむばかり

西武の低迷ぶりが深刻さを増している。9日の阪神戦(甲子園)は0―3の零封負けで今季3度目の7連敗。交流戦は3勝9敗となり、借金は今季ワーストを更新する「21」まで膨れ上がった。

セ・リーグ最下位に沈むヤクルト、そして直近まで交流戦最下位で苦しんでいた阪神に6連敗。その間のチームは6得点で27失点で投打ともに精彩を欠いており、反転攻勢を誓って現場復帰した渡辺久信監督代行(58)も手詰まり状態となっている。

先発した高卒6年目の渡辺が7回に6安打を集中されて3失点。これが命取りとなったが、一向に上向かない貧打には打つ手が見つからない。この日の試合前には、昨秋にドラフト育成6位で入団した奥村光一外野手(24)を支配下に緊急昇格させ「1番・中堅」で即スタメン起用。「起爆剤になれるように頑張ります」というルーキーの意気込みだけでは一線級の才木を攻略できず4タコに終わった。チームとしても8回一死から代打・山野辺に三塁打が出るまでは無安打で、あわや〝ノーノー〟だった。

渡辺代行が「相手投手に余裕を持ってマウンドに上がられている」と嘆くように、打線の核となるべき4番打者はおろか真のクリーンアップもいなければ、くみしやすい相手となってしまう。この日の奥村で起用した外野手は57試合で13人。本来は余裕のある状況でデビューさせたいはずの新人を起爆剤に使わなければならない現実が、西武の苦しいチーム状態を物語っている。

こうした惨状に、球団OBは「黄金時代の主力だった代行をはじめ常勝軍団が当たり前だった人たちは本当の意味でのチーム再建を知らない。正直、今の戦力層では1年での立て直しは難しい。それには3年から5年単位での時間が必要」と言い切り「オリックスが低迷期の6年間(2015~20年)を使ってドラフトで吉田、杉本、山岡、山本、頓宮らを獲得、育成して21年以降の3連覇につなげたような根本的な発想の転換が必要なのでは」と早くも今後の改革案に言及した。

もちろん可能性が残されている限り、ファイティングポーズを崩すことはないだろうが、いよいよ現実的な再建計画を立てなければならないリミットが迫っている。

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