ビートルズのメンバーそれぞれが主人公の伝記映画４本の配役内定 サム・メンデス監督

ポール・マッカートニー役のポール・メスカル（ロイター）

サム・メンデス監督がビートルズのメンバーそれぞれを主人公として描く４本の伝記映画の配役が内定したと米芸能サイトがこのほど伝えた。

同サイト「Ｔｈｅ ＩｎＳｎｅｉｄｅｒ」によると、ジョン・レノン役には「マレフィセント２」（２０１９年）や「アイアンクロー」（２３年）の英俳優ハリス・ディキンソン（２７）、ポール・マッカートニー役は「ａｆｔｅｒｓｕｎ／アフターサン」（２２年）で米アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたアイルランド出身のポール・メスカル（２８）が演じるという。

リンゴ・スター役にはクリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」で負傷兵を救助する青年役で注目を集めたアイルランド出身のバリー・コーガン（３１）、ジョージ・ハリソン役には「ライラの冒険 黄金の羅針盤」（０７年）などに出演歴のある英俳優チャーリー・ロウ（２８）が抜擢された。

米エンタメサイト「ヴァルチャー」によると、メンデス監督による今回の作品は、そっくりさんを集めてビートルズの栄光を称えることが目的ではなく、彼らが６０年代に与えた社会的衝撃の本質をとらえることだという。ただ、同サイトは、このキャストがそれを実現できるかどうかは見ものだとしている。

４本全作品でメガホンをとるメンデス監督は、「アメリカン・ビューティー」（９９年）で米アカデミー賞監督賞やゴールデングローブ賞監督賞を受賞。「００７スカイフォール」（１２年）や「００７スペクター」（１５年）などでも知られる。

今回の４作品は来年クランクインし、２７年の公開が予定されている。