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岸田文雄首相 9月の総裁選出馬を…自民党内は不安視「閉会後、総理の声を直接聞きたい」

東スポWEB / 2024年6月10日 21時52分

党内外から不安の声があがる岸田首相

岸田文雄首相は10日の参議院決算委員会の締めくくり総括質疑で、与野党からの質問に応じた。

立憲民主党の村田享子参院議員は、自民党から富山1区選出の田畑裕明衆院議員が支援者に配った政治資金パーティー案内状について、返信欄に記載された「入金のみ」の項目は「政治資金規正法に違反にするのではないか」と質問した。

これに岸田首相は「パーティー自体がどのように運営されているものなのか、実態を把握した上で判断すべきものであります。いずれにせよ、議員本人が説明すべきものだと考えています」と答えた。

国民民主党の芳賀道也参院議員は質疑終盤で、岸田首相の政権運営を念頭に置いて「検討、検討ばかりで何がしたいのか分からない。政治家になっても、総理になることはなかなかない。総理になったら国民のためにこれだけはやりたい、思ったことはあったのか、なかったのか」と政治姿勢について聞いた。

岸田首相は「総理なって先送りできない課題に1つひとつ取り組まなければならないと申し上げた。経済では新しい資本主義を進め、安全保障、防衛力についても抜本的な強化を行わないといけないと、政策を拡充させてエネルギーについても大きな政策転換を行ってきました」と実績を述べた上でこう語った。

「(これらは)日本の将来の予見可能性を国民の前にしっかり示すため。明日は必ずよくなるという予見可能性があってこそ、多くの国民のみなさんに『だったら自分はこうしよう』と思ってもらえる。そのために大きな方向性を示さないといけない。日本は、明日は今日より必ずよくなるという姿を見せたい。これが私の取り組んできた大きな目標であります。これからも、こうした政策を前に進めることで多くの世代、次の世代が日本の未来に希望が持ってもらえるよう努力したい」

しかし、芳賀氏は「明日は良くなると思えない状況が続いています。物価は上がって暮らしていけない人も、お店、農業も続けられない人もいる。そんな中でも都会では1億、2億もするようなマンションが投機で飛ぶように売れています。こんな日本でいいのか」と疑問を呈した。

自民党席からは岸田首相の答弁に拍手が起きたが、9月の総裁選に向けて視界良好といかない声が聞かれた。

「次の衆院選で自民党の顔として戦えるのか〝半信半疑〟ですよ。総理自身は再選に意欲を示していますが、最新の世論調査で内閣支持率が発足以来最低を記録した。閉会後、総理の声を直接聞きたい」と自民党議員は不安そうに語った。

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