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【F1】角田裕毅「1年契約延長の利点」を小倉茂徳氏が解説 来年以降の去就カギは〝超敏腕マネジャー〟

東スポWEB / 2024年6月11日 5時8分

カナダGPで14位に終わった角田裕毅(ロイター)

F1のRBに所属する角田裕毅(24)の未来はどうなるのか――。9日(日本時間10日)のカナダ・グランプリ(GP)決勝で角田は14位に終わり、レース前の国歌斉唱に遅刻して罰金処分が下るなど無念の週末となった。一方で大きな注目を集めたのが、RBとの1年間の契約延長。他チームから関心が寄せられる中で決断に至った背景を、モータースポーツジャーナリストの小倉茂徳氏(61)が解説した。

角田は終盤まで入賞圏内を走行していたが、66周目にシケイン(S字クランク)を曲がり切れずにスピン。大きく順位を下げて入賞を逃した。

また、レース前には国歌斉唱に遅れて異例の罰金処分を受けたことも話題に。小倉氏は「開催国に対しては敬意を払わなければいけない。なので、ペナルティーを科さなければいけないと(裁定の)決定書に書いてある。F1はそういうところは厳しい」と処分の背景を説明しつつ、チーム側の問題点も指摘する。「選手はレースに集中しているし、いろんなゲストが来ている時もあって決勝前は忙しい。やっぱりチームがちゃんと徹底させなきゃいけない」と強調した。

8日(日本時間9日)には、RBが角田と1年間の契約延長を発表。争奪戦になりつつある中で早期決着となった。「2025年の1年契約はかえってよかったと思う」と小倉氏。その理由をこう説明する。

「今空いているシートを見ると、現実的にはRBより下のチームになる。だったらもう1年残ったほうがいい」。最近になって、26年からザウバーを買収して参戦するアウディからの関心も注目を集めたが「ザウバー(現在最下位)は25年はそのままだし、26年にアウディになっても1年目からうまくいくか分からない。そうなると、一番堅実なところを取るとRBになる」と解説した。

26年は大幅な規則改正が施行されるため、焦って複数年契約を結ぶよりも1年契約で〝様子見〟するのが吉と出ると予想。「来年になると、情報もいろいろ伝わってくる。そこで情報収集もしながら、26年の行き先を決めるのも手。そういう時に人脈の広いマネジャーがいると強みになる。その点、角田の今のマネジャーはマリオ宮川さんで長い経験がある人。彼がいろんな情報を持ってきて『どれを取るか』という議論をすると思う」

昨季途中から角田のマネジメント担当を務めるマリオ宮川氏は、F1界でレジェンドのジャン・アレジ氏のほか、サッカー界ではイタリア1部の名門ユベントスなども手がけた〝超敏腕〟。まずはRBで自身の評価を高めつつ、その後のステップアップを心強い〝相棒〟と慎重に検討することになりそうだ。

まずは次戦のスペインGP(23日決勝)で、再びインパクトのある走りを期待したいところだ。

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