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【新日本】迷走のGLOBAL王座…レスラーからは「ベルトの価値は、会社が決める問題ではない」の指摘

東スポWEB / 2024年6月11日 7時2分

すべてはデビッド・フィンレーのベルト破壊から始まった…(2023年11月)

【取材の裏側 現場ノート】就任から半年がたった新日本プロレスの棚橋弘至社長(47)が示した「10の指針」は大きな反響を呼んだ。とりわけ「乱入・介入行為の阻止」はファンの間でも議論を巻き起こしている。

同様に議論の対象になりそうなのが「ベルトの価値向上」だ。現在の新日本の管理タイトルは13。一部では「多すぎる」との声も上がっており、棚橋社長からも各タイトルのコンセプトの明確化が課題に掲げられた。

この問題が表面化したことで、注目せざるを得ないのがIWGP GLOBALヘビー級王座だ。何しろ設立の経緯からして不明瞭な点が多かった。昨年8月、当時のIWGP・US王者ウィル・オスプレイが〝UKベルト〟なるものを自作し、なぜか団体も公式に認めてしまう。11月にデビッド・フィンレーがUSとUK2本のベルトを破壊すると、なぜか後継の新王座設立が決定した。

昨年末の新設に際して団体からは「2024年は米国、英国に限らず欧州全域、アジア・オセアニア地域にも浸透できるよう尽力してまいります。より世界規模で展開していくベルトという部分を念頭にIWGP GLOBALヘビー級王座と名づけることとしました」と説明があった。しかし、そもそも団体最高峰のIWGP世界ヘビー級王座こそが「世界規模で展開」されるべきものであり、コンセプトが不明確。当初の理念からすれば今年4月の台湾大会での王座戦は必須に見えたが、実現しないまま現在に至る。

そんな中で迎える16日札幌大会では、現王者のフィンレーにSANADAが挑戦する。あるレスラーは取材の際に「根本的にベルトの価値は、会社が決める問題ではないと思う。評価するのはファンであり、ベルトの価値を上げるのは選手であって」と語っていた。個人的には記者も同意見だ。迷走が続いたように映るGLOBALベルトに、札幌決戦の勝者が新たな価値を吹き込んでくれることを期待している。(プロレス担当・岡本佑介)

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