玉川徹氏 自民党の小池都知事〝ステルス支援〟に「有権者はバカじゃない」

小池百合子都知事

元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏が１１日、「羽鳥慎一モーニングショー」（テレビ朝日系）に出演した。

番組では、小池百合子東京都知事が１２日に東京都知事選（２０日告示、７月７日投開票）への出馬を表明する方向で最終調整していることを報じた。自民党東京都連の萩生田光一会長は「小池さんが３選の出馬するならば支援をする方向」と小池氏への支援を明かした。

小池都知事は政党に準じた選挙運動ができる「確認団体」を設立すると見られており、自民党や公明党は確認団体を通じて支援する案も検討しているという。確認団体の選挙運動とはポスター掲示やビラ配布などができるが候補者の顔写真や氏名は掲載できない。

「自民党にとって負けられない選挙。小池陣営の決断次第で支援方法は変わる。小池氏の考えを尊重しながら最大限の支援をする狙いがある」と政治ジャーナリストの田崎史郎氏の解説をパネルで紹介した。

玉川氏は「今とにかく自民党の政治に対して逆風が吹いているので。『自民党と一緒にやります』と言うと（小池都知事は）逆風に乗る感じになってしまう。実質応援してほしいけど『表には出ないで』というのが本音なんでしょうね」と小池都知事の狙いを推察した。

一方で「いくら隠したって分かりますよ、有権者はバカじゃないんで」と指摘。「どれぐらいステルスにして意味があるのか、ちょっと僕には分からない」と述べた。自民党に対しても「応援する方が当選すれば『我々のおかげ』と言うだろうし。落選すれば『いやいや、私たちちゃんと支援していたわけじゃない』と。そういうことでしょう」と冷ややかに語った。