【ＭＬＢ】サイ・ヤング賞模擬投票で今永昇太「５位」 山本由伸は「票を獲得」もそろって〝落選〟

山本由伸（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

ＭＬＢ公式サイトは１０日（日本時間１１日）、今季のサイ・ヤング賞受賞者を占う模擬投票の結果を発表した。前日９日（同１０日）までの成績が対象となり、投票には有識者３３人が参加した。

その結果、ア・リーグからは防御率１・９２（２位）、８勝（３位タイ）、９６奪三振（３位）と３部門でトップ３に入っているタリク・スクバル投手（タイガース）が１位の得票数を集めたという。さらに「総合指標ｆＷＡＲでは３・５をマークして全投手中トップとなっている」と説明した。

ナ・リーグから１位で選出されたのは５位タイの７勝（３敗）、４位の同２・２３、５位の９１奪三振をマークしているザック・ウィーラー投手（フィリーズ）だ。同僚のランヘル・スアレス投手はいずれもリーグトップとなる１０勝（１敗）、同１・８１だが、ウィーラーにさらわれた格好。同サイトによれば１位のウィーラーは「１５票」、スアレスは「１４票」で「スアレスを上回ったのはいささかサプライズかもしれない」とし、１票差だったことから「識者たちも頭を悩ませていたようだ」と分析した。

一方、メジャー１年目から６連勝を飾るなど歴史的快進撃を演じ、ナ・リーグ３位となる防御率１・９６の好成績を記録している今永昇太投手（カブス）は「５位」だったという。さらに、今永と同じく６勝（２敗）を挙げ、１２位の防御率３・００の山本由伸投手（ドジャース）については、得票の順位を示さず「山本由伸も票を獲得した」と結んでいる。