【バドミントン】協会不祥事で…五輪前合宿も縮小 朴柱奉ＨＣ「コーチ、スタッフ全員ショック」

会見を行った日本代表の朴柱奉ヘッドコーチ

バドミントン日本代表の朴柱奉ヘッドコーチ（ＨＣ＝５９）が１１日、都内で取材に応じ、強化費の削減による悪影響を嘆いた。

日本バドミントン協会は２０２２年に横領が発覚するなど不祥事が相次いだ。その影響で、今年度の強化費は前年度から約５億円減の約３億円と大幅に減少。東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで予定されていた代表合宿はすでに２回消滅し、五輪前の合宿も縮小されることが決まっている。

朴ＨＣは「本当に残念だった。コーチ、スタッフ全員ショックを受けた」と厳しい口調で不満を表明。「練習のクオリティーが絶対に違う。他のスポーツも合宿があるので（五輪に向けた）全体的な雰囲気がある。選手の気持ちと集中力も高いと思う」と選手のモチベーションなどにもたらすデメリットを指摘した。

コート外の事情で難しいマネジメントを強いられている朴ＨＣは「メダルチャンスはギリギリ」と嘆き節。この状況で、果たしてメダルは獲得できるのか。