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【マリーゴールド】イヨ・スカイ参戦!相手は林下詩美…ロッシー小川氏が明かすWWEとの交渉舞台裏

東スポWEB / 2024年6月12日 5時8分

イヨ・スカイ(左)との対戦が決まった林下詩美(©マリーゴールド)

2024年のマット界で最大のサプライズだ。世界最大のプロレス団体、米「WWE」スーパースターのイヨ・スカイが7月13日の「マリーゴールド」東京・両国国技館大会に参戦することが電撃発表され、大きな反響を呼んでいる。イヨにとって約6年1か月ぶりの日本マット凱旋で、林下詩美(25)とのシングルが決定。5月に旗揚げしたばかりの新団体がなぜ、〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟の招聘に成功したのか。対戦相手に詩美が選ばれた理由とは――。舞台裏に迫った。

サプライズは11日後楽園ホール大会のメイン終了後だった。高橋奈七永との激闘を制した詩美に、ロッシー小川代表は「7月13日両国国技館、最高の相手を用意しました」と呼びかけると、大型ビジョンにイヨが登場。会場がどよめきに包まれる中、イヨは「WWEスーパースターのイヨ・スカイ様が、マリーゴールドのリングにやってくる!」といつもの口調で切り出し、「日本のみなさんのみならず、世界中のみんなが大注目するこの一戦。ぜひ歴史に名を残すような名勝負にしましょう」とメッセージを送った。

10日(日本時間11日)のロウ出場後に撮影されたもので、この日の昼に映像が届いたため電撃発表に至ったという。紫雷イオのリングネームで活動した日本時代、「プロレス大賞」女子プロレス大賞3年連続受賞など数々の実績を残したイヨは、18年6月にスターダムを離れWWEに移籍。22年夏から「ダメージCTRL」で活躍し、昨年3月には当時エンゼルスの大谷翔平投手(ドジャース)とも初対面した。同8月に最高峰のWWE女子王座を奪取。世界一の女子レスラーとなり、約6年1か月ぶりの日本マット凱旋は、7月下旬に予定されている日本公演ではなくマリーゴールドのリングとなる。

小川代表によると、WWE側との交渉をスタートさせたのは今年3月だったという。急展開したのは4月に行われたWWEの祭典「レッスルマニア」だ。小川代表はWWE側から招待を受け、ジュリア(30)とともに渡米。祭典を視察するだけでなく、WWEのCOO(最高コンテンツ責任者)を務める〝ザ・ゲーム〟ことトリプルHと会談する場があった。

小川代表は取材に対し「ジュリアとの関係もあるからだろうね。向こうも、こちらのリクエストに応えてくれたということですよ。あとはスケジュール調整だけだと言われていて、それが最近になってクリアになった」と明かす。WWE側が近い将来のジュリア獲得を目指しているのは公然の事実で、〝交換条件〟としてイヨの派遣にゴーサインを出した模様だ。

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