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【日本ハム】再昇格の清宮幸太郎 窮地での〝別人化〟を周囲も察知「何か今までとは違う感じが…」

東スポWEB / 2024年6月12日 5時9分

いよいよ尻に火がついた?日本ハム・清宮幸太郎

日本ハムは11日の中日戦(エスコン)に0―4で屈し、今季2度目の3連敗を喫した。そのチームにこの日から合流したのが、清宮幸太郎内野手(25)だ。極度の打撃不振で約1か月間の二軍生活を終えたわけだが、昨季までの立ち位置からは激変。ライバルたちの台頭で保証されたポジションもなく、プロ7年目にして崖っぷちに立たされている。そんな背景もあり、周囲からは「何か今までとは違う感じがする…」と〝別人化〟を指摘する声も上がっているという。

1点が遠かった。先発した上原が7回1失点と好投したが、打線はわずか4安打と振るわず零封負け。新庄剛志監督(52)にとっては就任3年目で中日戦初黒星となった。

そんなチームの輪に再び加わったのが清宮だ。春季キャンプ直前の合同自主トレ中に左足首を捻挫。チームの主軸として期待されながらも、まさかの開幕二軍スタートを余儀なくされた。4月19日に今季初昇格したが、持ち前の打撃はサッパリ…。打率は1割にも届かない8分3厘の超低空飛行で、新庄監督から「ドッシリ感がないというか…」とたった9試合で見切られ、5月上旬から二軍送りにされていた。

これだけでも日本ハムの顔的存在だった清宮からすれば十分な屈辱だが、本人の尻に火をつけているのが取り巻く環境の変化だ。昨季まで2年連続で最下位に沈んだチームは開幕から清宮不在のまま好調を維持。2か月以上が経過してもAクラスを維持し、清宮が昨季まで主に守っていた一塁と三塁にはすでにマルティネスや郡司が「レギュラー」として定着している。

さらに、先月から練習を始めた左翼も交流戦の首位打者・水谷がポジションを固めつつある。いくら清宮に実績や人気があっても簡単にスタメンに名を連ねられる状況ではない。本人もそんな危機感を抱いているからこそ、再昇格初日から背水の陣で臨む覚悟を決めていたのだろう。

「6番・DH」で先発出場した試合では1打数無安打2四球。特に第2打席は10球粘って四球を選んだ。試合前の打撃練習でも快音を連発し、守備では左翼や内野を精力的に動き回っていた。

普段は温厚な性格で知られる清宮だが、この日はこれまでとは違う緊迫感のある雰囲気とたたずまい。これには周囲からも「何か今までとは違う感じがする…」との声が漏れたほどだった。

二軍では35試合で打率2割9分、4本塁打、16打点。本人は「自分の体がどういうふうに使われているか」を計測器具などを利用しながら再確認してきたといい、バットの握りも左手の小指を外す新たなスタイルで打棒復活を目指しているという。

「ちょっとバットが寝るんですけど、すごいヘッドをうまく使えるようになった。また変えるかもしれませんがそこは試行錯誤ですね」

高校通算111発の実績を引っ提げて鳴り物入りで入団した清宮も、ここからは自分の実力だけで居場所を確保していくしかない。

「(二軍再調整中も)チームも調子が良かったですし。最近は負け越しが続いていますけど(チームが)勢いを失わないように。僕が火をつけられるようにしたい」

終始、厳しい表情を崩さなかった清宮が道を開けるかは、自身の実力にかかっている。

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