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700億円規模のマネロングループ13人再逮捕 オンラインカジノが温床、本丸は特殊詐欺か

東スポWEB / 2024年6月12日 6時4分

13人が再逮捕された(写真はイメージ)

違法オンラインカジノの賭け金のマネーロンダリングは、さらに裏がありそうだ。

大阪府警は11日、ペーパーカンパニーの口座を使って、違法なオンラインカジノの賭け金をマネーロンダリング(資金洗浄)したとして組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの疑いで会社役員の男ら13人を再逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

このグループは今年5月、詐取金など犯罪収益の資金洗浄をしたとして、同容疑で逮捕されていた。他に約30人が関わっているとして、大阪府警が行方を追っている。

13人の再逮捕容疑は、共謀して昨年1~5月、SNSで募集した大阪府に住む50代男性を代表にしたペーパーカンパニーを設立し法人口座を不正に開設。同8月、会員制オンラインカジノサイトの賭け金約7200円を他の資金と混ぜた約160万円を、開設した法人口座に送金したなどの疑い。

容疑者らは「リバトングループ」を名乗り、多数の組織から資金洗浄の依頼を受け、500社4000超の法人口座に少なくとも700億円の入金があり、手数料として約28億円を得ていたという。うちオンラインカジノの賭け金が約6割を占めていたという。

カジノ事情通は「一つの口座に巨額のカネを入金すると捜査機関に目をつけられます。さらに巨額を一度に賭けると違法オンラインカジノで遊んだことがバレてしまいます。だから、複数の口座に小分けにして賭ければ、目立たないというわけです」と指摘する。

今回の再逮捕は、ギャンブラーが違法オンラインカジノに賭け金の出どころがバレないために、容疑者グループに賭け金の洗浄を代行してもらったというものだ。

「賭け金のマネロンは表向きで、本当は特殊詐欺の詐取金のマネロンをやっていたとみられます。違法オンラインカジノはマネロンの温床です。違法オンラインカジノをやるための口座に詐取金を入れ、少し賭けてから、電子マネーなどの形で引き出すことで、マネロンが成立するのです。4000もの口座に700億円もの入金があったというのは、数多くの巨大な犯罪グループとの取引があったはずです」(同)

どのようなグループが洗浄を依頼していたのか。さらなる展開がありそうだ。

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