米〝ホットドッグ早食い王〟が植物由来の代替肉企業と提携したため出場禁止か

ジョーイ・チェスナット（インスタグラム@joeychestnutから）

「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」で１６回優勝したフードファイターのジョーイ・チェスナット（４０）が同大会出場禁止になりそうだという。代替肉企業と提携したためだと米紙ニューヨーク・ポストが１１日、報じた。

チェスナットは毎年７月４日恒例の世界最古の早食いマッチ「ネイサンズ国際ホットドッグ選手権」の絶対王者。２００７年に小林尊の７連覇を阻止して優勝してから１７回中１６回優勝している。昨年は１０分間で６２個を平らげた。

そのチェスナットが、肉を使わない植物由来の代替肉企業「インポッシブル・フーズ」と提携した。

イベントの運営を認可しているメジャーリーグ・イーティング（ＭＬＥ）は「ジョーイ・チェスナットが、２０２４年のネイサンズ国際ホットドッグ選手権に出場する代わりに、植物由来のホットドッグを販売するライバルブランドの代表になることを選んだことを知り、私たちは悲しんでいます」と声明を出した。

また、情報筋は「彼は大食い競争のマイケル・ジョーダンだ。しかし、マイケル・ジョーダンがナイキに『ナイキの顔になるのは楽しいけど、アディダスのコマーシャルもやりたい』と言ったらどうなるか想像してみてよ」と指摘している。

７月４日までに解決に至る可能性はあるが、現状では難しそうだ。