【岸和田競輪・ＧⅠ高松宮記念杯】伊藤旭が抱える悩みと北津留翼への子どものころからの憧れ

伊藤旭㊨は同姓の伊藤颯馬の活躍に嫉妬している

岸和田競輪場で開催されている令和６年能登半島地震復興支援競輪／大阪・関西万博協賛ＧⅠ「第７５回高松宮記念杯競輪」は１２日、２日目を行う。

九州のワンダーボーイ・伊藤旭（２４＝熊本）はある悩みを抱えている。「颯馬はいいけど、旭はダメ、って言われちゃう…」。慕っている同姓の颯馬に嫉妬しつつ、とにかく自分ができることに集中していく。

そんなかわいい旭だが、５月末の向日町ではうれしいできごともあった。北津留翼と準決でワンツーを決めたのだ。北津留は「僕が小っちゃいころからマウンテンバイクの大会でずっと見ていたんです」という憧れのスーパーヒーローだ。

そして「ワンツーが決まったことを、北津留さんがすごく喜んでくれて…」。心が洗われる瞬間があったという。今大会は２日目の西日本一次予選１・２Ｒから出走する。同県の大好きな先輩・松岡貴久を連れて、躍動する。