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【山口敏太郎の現代妖怪図鑑191】自分をひき殺した犯人を捜しさまよう「三輪車小僧」

東スポWEB / 2024年6月12日 11時32分

三輪車小僧

オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第191回は「三輪車小僧」だ。

都内某所に三輪車に乗った少年の霊が出るという。交通事故の犠牲者であり、自分を轢き殺した犯人を捜すために毎日さまよい、妖怪化したのである。毎日猛スピードで道路を走り回り、車が100キロ以上出して逃げたとしても追いつかれてしまう。非常に恐ろしい妖怪である。

犯人を見つけたら成仏するのであろうか。それとも永遠に犯人の車を探し求めるのであろうか。ある意味もの悲しい存在でもある。

これは典型的な交通弱者の妖怪である。交通弱者で多いのは、「120キロババア」「100キロババア」「60キロババア」「40キロババア」などババア妖怪が多いのだが、そのルーツはアメリカのフォークロアに見えるヒッチハイクをしている老人にあると言われている。

これは、ハイスピードで走行するハイウエーで、交通事故により亡くなってしまったおばあさんの霊が化けて出るものだと言われており、アメリカのハイスピードトラック野郎たちを震撼させた。

三輪車小僧は老婆に続いて犠牲者となることが多い女子供の中からセレクトされたものであると思われる。

なお、三輪車小僧と似た幽霊が存在する。千葉県の幕張に出没する「双子生首」と呼ばれている幽霊だ。これは、自転車の荷台に生首を乗せた双子の片割れがゆっくりと走行し、スローなのにもかかわらず、猛スピードで逃げる車を追いかけることが可能であると言われている。

この双子生首も、交通事故の犠牲者らしく、目的は分からないがさまよい続けているらしい。これなども、いずれ妖怪化する可能性のある幽霊である。

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