ＮＨＫ２５年度後期朝ドラは「ばけばけ」３作連続でひらがな４文字タイトル

「ばけばけ」を制作するNHK大阪放送局

ＮＨＫは１２日、２０２５年度後期の連続テレビ小説が「ばけばけ」に決まったことを明らかにした。同局のＸ（旧ツイッター）ドラマアカウントによると、モデルは松江の没落士族の娘・小泉セツ（１８６８―１９３２）。夫のラフカディオ・ハーン（小説家・小泉八雲）とともに紡いだ夫婦の物語となる。ヒロインと相手役はオーディションで決める。制作は大阪放送局。

オリジナル作品で、ふじきみつ彦氏が脚本を手がける。セツの描き方については「大胆に再構成し、フィクションとして描きます」としている。ヒロインの名は「松野トキ」となる。

怪談で知られる八雲だけに、ＮＨＫホームページによると「このドラマは『化ける』ドラマです」。ひらがな４文字は、２４年度後期の「おむすび」、２５年度前期の「あんぱん」から３作連続という珍しい展開だ。

放送中の「虎に翼」以前も、「ブギウギ」（２３年度後期）、「らんまん」（同前期）がカナ４文字。それ以前となると、１９年前期の「なつぞら」にまでさかのぼるだけに、最近の４文字続きは目立っている。「ばけばけ」は朝ドラ通算１１３作目。