吉田正尚が１か月半ぶりに復帰 ２打数無安打も「出る以上は貢献できるよう仕事をしたい」

吉田正尚（ロイター＝USA TODAY Sports）

左手親指のケガで負傷者リスト（ＩＬ）入りしていたレッドソックス・吉田正尚外野手（３０）が１１日（日本時間１２日）のフィリーズ戦（フェンウェイパーク）で復帰を果たした。「５番・ＤＨ」で先発出場し、２打数無安打１四球に終わった。試合も１―４と敗れた。

初回の二死三塁で迎えた第１打席は相手先発ウィーラーのシンカーを打たされて詰まったニゴロに倒れ、第２打席は四球、３点を追う７回の第３打席は一死走者なしから大きな右飛に終わった。４月２８日（同２９日）のカブス戦で左手親指の付け根を負傷し、５月にＩＬ入り。リハビリを重ねて６月８日（同９日）に３Ａに合流し、実戦で打席に立って調整してきた。

快音は聞かれなかったが、約１か月半ぶりのメジャー復帰に吉田は「（患部は）問題ない。順調にリハビリをして今日を迎えることができた。久しぶりのメジャーの実戦でまだバットの芯で捉えていないし、結果も安打になってない。微調整が今後、打席の中で大事になってくる」と徐々にアジャストしていきたいとした。

２年目の今季は開幕から主にＤＨを任され、２５試合で打率２割６分８厘、２本塁打、１１打点。吉田は「チームも５割を切った。出る以上はチームに貢献できるよう仕事をしたい」と静かに闘志を燃やした。