【日本ハム】交流戦は黒星先行… 不慣れなAクラス争いで選手に「疲労蓄積」の懸念
東スポWEB / 2024年6月13日 5時10分
ここからが正念場か。日本ハムは12日の中日戦(エスコン)で投打がかみ合い、7―0で完封勝ちを飾った。Aクラスを死守しながら奮闘を続ける一方、不安材料も噴出している。昨季まで優勝争いとは無縁の2年連続最下位に沈んでいたとあって、思わぬ「反動」に見舞われつつあるという。
文句なしの試合運びだった。初回に田宮の適時打と万波の8号3ランで4点を先制すれば、先発した伊藤は98球3安打無四球で完封。試合後の新庄剛志監督(52)も「今日は選手に聞いてあげてちょーだい!」とナインを持ち上げ、足早に球場を後にした。
昨季の交流戦は10勝8敗の5位で乗り切ったが、今季は6勝7敗で黒星が先行。パ2位に浮上したものの3カード連続で負け越し、昨季までの2年間で6戦全勝だった中日にも11日の試合で初めて土をつけられた。若手の台頭と新戦力の加入で昨季までより明らかにチーム力は向上しているにもかかわらず、思うように躍進できない理由はどこにあるのか。
大きな要因の一つとされるのが各選手の「蓄積疲労」だ。今季は序盤から若手を中心に一軍ナインのほぼ全員が躍動し、投打を含めチーム一丸で勝利をもぎ取ってきた。しかも直近の2シーズンとはまるで異なり、緊張感のあるAクラス争いを連日繰り広げている。その反動が選手の肉体やパフォーマンスに暗い影を落としつつあるという。
さらに、チーム内に「シーズンを完走した選手」が少ないという点も拍車をかけている。フル出場を経験した選手たちはペナントの戦い方や〝抜きどころ〟などのノウハウも身につけている。だが、現状のレギュラー陣は移籍組や定位置争いを続けてきた選手ばかり。実質的にフルに活躍した経験を持つのは万波と松本剛の2人くらいだ。こうした経験値の乏しさが、疲れがたまり始めるこの時期にジワジワと押し寄せ、チームの停滞につながっていると言える。
当の田宮も「疲れてるとか疲れてないとかも分からない状況をずっと(脳裏に)作るっていう感じです。(試合に)出続けているのも初めてなんで」と明かす。試行錯誤しながら長いシーズンを乗り切る気概を見せた一方、新庄監督ら首脳陣もチーム状態も把握済みで田宮には極力休養を与え始めているが…。
疲労が押し寄せる一つの〝試練〟を乗り越えられれば再び上昇気流に乗れそうだが、果たして――。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
阪神、貧打解消へ〝緊急補強スタンバイ〟 岡田監督の号令待ち、フロント幹部「動ける準備はできている」 新助っ人獲得も
zakzak by夕刊フジ / 2024年6月19日 11時6分
-
日本ハム「2016年大逆転V」の再現は清宮、野村の「確変」次第…首位ソフトBと8.5差
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月17日 9時26分
-
【日本ハム】昨季は郡司裕也獲得で大成功 今季も「交流戦明けにトレード補強」説浮上
東スポWEB / 2024年6月14日 5時14分
-
【日本ハム】中日に大勝でパ2位浮上 新庄監督「今日は選手に聞いてあげてちょーだい!」
東スポWEB / 2024年6月12日 22時1分
-
【日本ハム】いまだ一軍登板なし…高額助っ人バーヘイゲンに「そろそろ見合った働きを」
東スポWEB / 2024年6月10日 6時7分
ランキング
-
1【巨人】坂本勇人が高橋由伸氏の電撃激励に感謝「本当にありがたいです」“ワンバン打ち”も伝授
スポーツ報知 / 2024年6月29日 22時59分
-
2バスケ日本代表に暗雲 渡邉雄太パリ五輪黄信号「死ぬ気で治します」6月初旬に左ふくらはぎ肉離れ告白
THE ANSWER / 2024年6月29日 18時21分
-
3大谷翔平の26号は「昨日じゃなかった?」 3時間45分の死闘…指揮官のボケに報道陣爆笑
Full-Count / 2024年6月30日 12時34分
-
4陸上日本選手権の裏で…男子100m今季世界最高9秒77が誕生、サニブラウンのパリ五輪強敵に
THE ANSWER / 2024年6月29日 15時8分
-
5八村塁が約3年ぶりに日本代表合流「今って平成何年ですか?」
スポニチアネックス / 2024年6月29日 20時1分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)