【ソフトバンク】小久保監督が速攻〝引き締め〟 ヤクルト18歳捕手に痛打のバッテリーに苦言
東スポWEB / 2024年6月13日 6時14分
パ・リーグ首位のソフトバンクは12日のヤクルト戦(みずほペイペイ)に3―9の大敗を喫し、本拠地での連勝が11でストップした。開幕から安定していた投手陣が今季ワースト失点。試合後、小久保裕紀監督(52)は開口一番、大津亮介投手(25)と海野隆司捕手(26)のバッテリーに苦言を呈した。
指揮官が舌鋒鋭く指摘したのは、4回の失点シーンだった。同点に追いつかれ、なおも二死満塁のピンチで高卒ルーキーに許した決勝の2点打に「打たれるのはええ。打たれることもあれば抑えることもあるんで。満塁策を取った後に高卒1年目のキャッチャー、初スタメンですよね。あそこで10年目の選手みたいな配球。『打てるもんなら打ってみい』という気持ちがバッテリーにあったかどうかはすごく大事」と、自軍バッテリーが選択した5球すべて変化球攻めに注文をつけた。
実績ある山田を申告敬遠で歩かせて、この日がプロ初スタメンマスクだった鈴木叶捕手(18)との勝負を選んで浴びた痛打の過程に「〝逃げ〟とは思わないけど、プロの先輩としてというか、この世界でそういう気持ちをバッテリーがお互い持っていたかどうかは、すごく気になった」とまくしたてた。
ヤクルトは正捕手の中村が11日に登録抹消。18歳の高卒1年目捕手を抜擢せざるを得ない台所事情だった。捕手は経験がモノをいうポジション。勝負はやってみなければ分からないが、鷹陣営としてはきっちり勝ち切りたかったゲームだった。試合後、チーム内からは「監督の苦言はチームを引き締めるため。隙をつくらない、見せないことは大事」という声が漏れた。
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