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新紙幣3人を扱った講談が話題 女性講談師の一龍斎貞奈、神田あおい、田辺一邑が語る

東スポWEB / 2024年6月13日 10時48分

左から神田あおい、田辺一邑、一龍斎貞奈

7月3日から3種類の新紙幣が発行される。1000円札は北里柴三郎、5000円札は日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、そして1万円札は〝近代日本経済の父〟実業家の渋沢栄一だ。

そうした中、3人の物語を語る講談が注目されている。この講談企画は一龍斎貞奈と〝講談界の米倉涼子〟の異名を持つ神田あおいが中心になって始まった。先日、東京・千代田区内で開催された講談会には貞奈、あおい、田辺一邑が登壇した。

貞奈は「昨年、『お札にまつわる講談会』というテーマの講談会に出させていただく機会があり、このネタを書くに至りました。資料などを調べていくうちに、津田塾OBの方々と出会い、津田塾生の学校生活について教えていただき、ますます興味が湧きました。実は私の高校時代の恩師が津田塾卒だったため、私も大学受験では津田塾を志望していた時期もありました。結果的に中央大学に入りましたが。日本の女子教育に大きな功績を残された津田梅子先生の生き方を今後も伝えて行きたいです」。

あおいは「小学生の時に図書室で北里柴三郎の偉人伝に出会いました。かなり年季の入った表紙で廃棄予定の本。持ち帰ってもいいとのこと。家で読んでみると何と素晴らしい人だという感想を持ちました。講談師になり北里柴三郎について講談を作りました。それから10年以上たって、『お札の顔が代わる』というニュースが飛び込んできて驚いたのなんの。最近の言葉を使うと『推しがお札になる』というところでしょうか。一番今が興味をもってもらえる時。講談でぜひ知ってほしいと思っています」。

一邑は「渋沢栄一という方はとても御長寿で、かつ幕末維新という激動の時代に、あまりにいろんなことをされましたので、講談にするには、一つのことに専心した人物よりも難しいところがあります。このたび、『財界の先覚者』として、大蔵省を退官する30代から、晩年にかけてを、暴漢に襲われたエピソードを絡めて、社会的弱者を思いやり、世の中を少しでもよくしようという氏の根本理念を軸に30分の一席にまとめました。書いていて100年、150年前の問題が、まるで現代を映しているようで、『今まさに渋沢氏のような人物が必要なんだ』と強く感じました。そんな思いで、いろんなところで読んでいけたらと切に思っています」と述べた。

講談会を見た人から講談の依頼があったそうで、7月30日に神奈川県平塚市の「たぶん焼肉処定食酒場食堂」、8月27日に埼玉県川越市「川越食堂」など、講談と無縁だった飲食店でミニ講談会が開催される。

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