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【ルーキー通信簿】津田陸翔 広島の名ストッパー・津田恒実さんの座右の銘「弱気は最大の敵」を意識

東スポWEB / 2024年6月13日 11時7分

津田陸翔

◇津田陸翔(23)広島支部129期

2024年後期適用勝率は5・59。7月からA2初昇格を果たす。師匠・新田泰章から「外枠からA級になれ。レースを外から覚えろ」という指令を受けてインコースを走ることなく勝率を稼いだ。

勝率上昇のきっかけとなったのは昨年4月、宮島GⅠ・69周年記念の追加あっせんだ。大会終盤の5日目からの参戦となったが「みんな、こんなにもペラを叩いてるのかと衝撃を受けた」とトップレーサーが少しでも機力を上向かせようと調整を続ける妥協なき姿勢を目の当たりにした。以来、ペラ調整への取り組み方も変化。「だいぶエンジンを出せるようになってきたかな。スリット近辺を求めている」と調整力を上げている。

小3から高校までは野球に打ちこんだ。広島県立可部高3年時には1番サードで夏の県大会に出場。打率4割6分の活躍で32年ぶりベスト16に貢献した。大学1年の時、ボートレース宮島で観戦し、迫力に魅了されレーサーを志望。「親には『まあ、受けてみんさいや』と言われて一発で受かったんで親もたまげてました」と笑う。

「野球で体幹はもちろんメンタルも鍛えられた。養成所よりも野球の方が全然厳しかった。それに、野球をやってた時には増量をどんなに頑張っても体重55キロがやっと。レーサーは〝天職〟だと思ってます」。野球で培ったメンタルと身長173センチながら体重が増えにくい体質はボートレーサーにピッタリだった。「一番は茅原悠紀さんを参考にしている。茅原さんも背が高い。山口(剛)さん、辻(栄蔵)さん、身近では定松(勇樹)さんも…。グランプリレーサーの走る位置やウィリーの仕方だったり、一歩上のターンを目指している」と長身を生かしたターンに磨きをかけようと追究している。

2025年前期の級別審査期間がスタートした5月からコースは解禁。「スローに入るからには点数を取ってA1になって、トップルーキーになりたい。師匠と記念を走りたい」と2025年前期のA1昇格が直近の目標だ。

〝広島の津田〟と言えばプロ野球広島カープ往年の名投手〝炎のストッパー〟津田恒実さん。「〝弱気は最大の敵〟は意識してます」。故郷のヒーローのモットーを胸に走り続ける。

☆つだ・りくと 2001年1月23日生まれ。広島支部の129期生。広島県出身。2021年11月に宮島でデビュー。2022年12月のまるがめで初勝利。2024年4月の若松で初優出。通算1優出。同期に西岡顕心、藤原碧生、竹間隆晟、藤田俊祐、長谷川晴哉、刑部亜里紗らがいる。

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