『夢グループ』若手コンサートで「KinKi Kidsです」とボケたデュオ

門松みゆき(手前)を応援する(左から)鋤焼、華ＭＥＮ組、風輪.jpg

昭和のベテラン歌手たちのコンサートで知られる「夢グループ」が都内で１４日、「感謝記念コンサート 夢グループは若きアーティストを応援します！」を開催。若手のソロ歌手４人とグループ７組の計２９人が集結した。

夢グループからの参加は、３人組「二代目橋幸夫ｙＨ２」だけ。メンバーの２人が夢グループ社員ということもあり、観客に向けた抽選会では、自社の通販商品をしっかり宣伝していた。

アイドル歌謡グループ「華ＭＥＮ組」は先月デビューしたばかりで、リーダーの石綿宏司（３０）は「こんな素敵な演者さんの中に囲まれて、素敵なお客さまの目の前でパフォーマンスができて、ホントに幸せです」と喜んだ。ただメンバーの１人、「なにわ王子のコウキ」こと山口晃生（こうき＝２７）は体調不良で欠席し、デビュー早々からレアな５人体制でのパフォーマンス披露に。

７歳から１０代の５人きょうだいユニット「侍Ｋｉｄｓ」の姉２人を除けば、女性歌手は門松みゆき（３１）と、ＭＣを務めた元客室乗務員・岩波理恵（５１）だけ。人力車を引く現役俥夫３人組「東京力車」やシンガー・ソングライター岡本幸太（３６）といったイケメンだらけのステージとなった。

客席では〝推し活〟で来た老男女がペンライトを揺らし、振り付けをマネて踊るファンも。沖縄出身・石原まさし（１９）の女性ファン集団は、背中に昨年の楽曲「まさしのズンドコ節」とプリントされたお揃いＴシャツを着用。歌謡ソウルディスコポップグループ４人組「夕焼け小焼けーズ」のファンたちも、彼らのトレードマークのカラージャージー姿で客席をにぎわせた。

男性アイドル＝ジャニーズだったひと昔前なら、到底考えられないような演出もあった。

「カッコイイ拓也」と「男前の翔司」からなる平均身長１８５センチのダンサブルボーカルデュオ「風輪」は、冒頭の自己紹介で「２人組歌謡グループ『ＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓ』です」とボケた。般若の面をつけたグローバル３人組「鋤焼～ＳＵＫＩＹＡＫＩ～」は、歌とダンスとサックスで「少年隊」の代表曲「仮面舞踏会」を披露した。

休憩時間には、ロビーの物販ブースでアーティストらが自ら手売り。落ちていたスマホを手に、スタッフが観客席を回って持ち主を探し回るなど、夢グループらしいアットホームなコンサートだった。