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【バレーボール】山田二千華が明かす進路選択術 NEC入団は高校進学と〝真逆〟のスタンス

東スポWEB / 2024年6月16日 6時3分

レシーブする山田二千華

いぶし銀が明かす進路選択術とは――。バレーボールのネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド女子第3週福岡大会5日目(15日、北九州市・西日本総合展示場)、パリ五輪出場を決めた日本は、東京五輪銅メダルのセルビアに3―0で勝利。VNL予選ラウンド7位以内入りも確定しており、ファイナルラウンド(20日開幕、タイ・バンコク)に出場する。

歓喜から一夜明けても、選手たちに気の緩みはなかった。この日のセルビアが控え選手主体のメンバー構成だったとはいえ、第1セットからエンジン全開。わずか1時間24分で試合に終止符を打った。ミドルブロッカー(MB)ながらチーム4位の8得点を挙げた山田二千華(24=NEC)は「自分たちを重ねてきたことが結果につながったのは自信になる。(14日にパリ五輪切符を)獲得できた分、しっかり成長して、いい姿でしっかり戦えるようにしていきたい」と決意を新たにした。

184センチの高さを生かしたブロックや速攻など、攻守で活躍を見せた山田は、愛知・豊橋中央高で飛躍。当初は出身の愛知・豊田市に程近い岡崎学園高(現人間環境大付属岡崎高)への進学を考えていたが「自分が練習に行った時に、レベル的にも練習に追いつけていないのがわかった」。そこで「岡崎学園より全国に出ている回数は少ないけど、全国を目指せる環境だったと思ったので」と豊橋中央への進学を決断。下級生の頃から多くの経験を積み、年代別の日本代表に選ばれるまでになった。

一方でNECへの入団は高校進学時と真逆のスタンスを貫いた。「今までは何もしなくてもコートに入れたり、ユニホームを着れたりしたけど、NECには大型のMBの先輩たちがいた。厳しい環境ではあるけど、成長できる場所だなと思った」。苦戦を強いられながらも、トップレベルで鍛錬を続け、徐々に出場機会が増加。今やチーム、そして代表でも欠かせない存在となった。

自身の現在地を冷静に分析し、最適な道筋を選択。己の足でキャリアを切り開いてきた。そんな山田が挑む次なる大舞台はパリ五輪だ。「VNLで上位に食い込めたらメダルも見えてくる。メダルが取れたら次の自分たちの強みにもなると思うので、段階を踏みながら、五輪のメダルを目指して頑張っていきたい」。今はまだ道半ばに過ぎない。

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