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川田利明「麺ジャラスK」15周年「三沢さん、ラーメン屋はそんな甘いもんじゃなかったですよ!」

東スポWEB / 2024年6月16日 10時15分

――全日本での激闘で体はボロボロだ

川田 首から大けがして右ひざまで全身が悪い。厨房に立っているのもつらい。歩くのもやっと。今が一番お客さんが少ない。特に夜は全然だね。

――お客さんもいろいろいる

川田 ラーメンに無料のカレーをつけたら「カレーだけくれ」って言う人や、十何人で来て小皿料理1品だけ注文して分けて食べて俺と話をしようとしたり…。「この店のラーメンはまずいから食ってみろ!」と部下を連れてきたサラリーマンがいた。部下が「いや、うまいですよ」と言うと怒りだしちゃって(笑い)。世の中いろんな人がいるよ。

――許せん

川田 でも店に来れば俺に会えるから、来てくれる人がいる。そういう人と会うのはうれしいよ。最近はユーチューブで昔の映像を見て来てくれる20代や10代の若い人が増えた。先日なんか13歳の女の子がお父さんと来て、帰りにTシャツを2枚も買って感動してくれた。お金では買えない喜びがあるよね。自分たちが生まれる前の映像を見て来てくれるわけでしょ。そんな人のために店はなくしちゃいけないのかなとも思う。

――まさに「俺だけの王道ラーメン」だ。来年で15周年、次は20周年か

川田 20年…体が持たないような気がする。でも数少ないけど会いに来てくれる人がいるなら続けていこうかなという気持ちがあるね。

――本ではすさまじい経営の苦闘を告白している

川田 脱サラしようとしている人への反面教師だね(笑い)。どんなビジネスでも裏は苦労しかない。おいしいものを作る前にまず経営の勉強をしないとビジネスはやっていけない。俺は半年間、中華料理店で修業したけど、経営の勉強はしなかった。転職を考えている人は熟考してほしい。

――最後に

川田 俺は「うちのラーメンはまずいですよ」とよく言ってるんだけど、スープには相当手間をかけている。一度食べに来てくれればうれしいです。

注1…本書は19年9月にワニブックスから刊行された単行本「開業3年以内に8割が潰れるラーメン屋で失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える『してはいけない』逆説ビジネス学」を新たに改訂・改題して文庫化された。

【麺ジャラスK】東京都世田谷区喜多見6―18―7 ビスタ成城1F。小田急線「成城学園前」から徒歩12分。定休日=火曜日。営業時間は昼=正午~午後2時(オーダーストップ午後1時30分)、夜=午後6時~同9時(同8時30分)。都合により異なる場合もあり。おススメはカレー白湯ラーメン、鶏白湯ラーメン。

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