杉村太蔵氏が怒り 東京都知事選は「ステマ選挙だ」「裏では政党が支援してるの分かってる」

杉村太蔵氏

元衆院議員の杉村太蔵氏が１６日、「サンデージャポン」（ＴＢＳ系）に出演。東京都知事選（２０日告示、７月７日投開票）について苦言を呈した。

都知事選には現職の小池百合子都知事をはじめ、蓮舫参院議員、広島・安芸高田市の石丸伸二前市長、元航空幕僚長の田母神俊雄氏ら４０人以上が立候補する見込みだ。なかでも小池氏と蓮舫氏の〝一騎打ち〟に注目が集まっている。

小池氏には都民ファーストの会と自民党、公明党の支援があり、蓮舫氏には立憲民主党と共産党の支援がある。小池氏はどこからも推薦を求めない完全無所属の方針。一方、立憲民主党の泉健太代表も蓮舫氏への推薦は「考えていない」と話している。どちらも選挙戦略の一環とささやかれている。

とはいえ、分かりにくいと批判されがちである。杉村氏は「ステマ選挙」と一刀両断した。「本当に怒っている。なんでもっと正々堂々と選挙戦をやらないのか。国民の誰が見たって裏では政党が支援してるの分かってる。あれだけ政府はステマ禁止、禁止って言っているのに、完全にステマみたいな選挙でしょ。正々堂々と政党の支援を受けている人はちゃんと言って選挙戦をやるべきだ」とまくしたてた。

ステマとはステルスマーケティングのことで、消費者庁公式サイトによると、「広告であるにもかかわらず、広告であることを隠すこと」で、景品表示法違反となっている。

どうしてステマ選挙になっているのかと問われた杉村氏は続けて、「『あなたの票をください、ただ、あなたが全面的に応援すると票が減るから影で応援してください』と。もっとひどいのが政党も『そうですね。われわれが応援すると票が減るから影で応援します』と。なんちゅう選対会議だと思いますよ」と憤慨していた。