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【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】北井佑季 神奈川の仲間の思い胸にGⅠ初優勝「獲れる、獲れると信じて臨んだ」

東スポWEB / 2024年6月16日 19時19分

高松宮記念杯を制し、感極まる北井佑季

岸和田競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪/大阪・関西万博協賛GⅠ「第75回高松宮記念杯競輪」(優勝賞金4790万円※副賞含む)は16日の最終日、12Rで決勝戦が行われ、郡司浩平目標からまくった北井佑季(34=神奈川)がGⅠ初制覇を達成した。なお、6日間の売り上げは127億1252万3100円で目標の120億円を上回った。

古武士のような男が、唇をかみしめる。押し殺した声で「獲りたい、獲りたいと思って臨んだ宮杯。獲れる、獲れると信じて臨んだ宮杯。獲れてよかったです」と振り絞った。Jリーガーから転向し、デビューしたのが31歳になってから。

「自分には残された時間は少ないので」

鬼気迫る戦いがあった。だが、自分を信じ、師匠を信じ、目指していたひとつの場所にたどり着いた。高木隆弘は「自転車、ピストに乗れないころから教えてもらって、高木さんがいなければ今の人生はない」と断言する恩師だ。

「獲ってほしい、と思ってもらえていたと思うし、獲れてよかったです」

高木の指導は苛烈を極め「苦しい毎日」というのが本当のところだ。その練習を耐え抜いて、たどり着いた。仲間とファンも押し上げてくれた。

「準決では松井(宏佑)さん、決勝では郡司(浩平)さん、3番手を固めてくれた和田(真久留)さん…。最終バックからは同県の仲間の思いを感じながら踏み切ろう、と。ファンの方も自分をもり立ててくれて…」

真っ赤な瞳をぬぐい、感謝の思いを口にした。本当に感謝の思いしかない。これからの戦いについては「変わらず自分らしく、最後まで泥臭く、南関を引っ張っていきたい」と話した。

暮れの静岡グランプリ出場を決め、また8月には地元・平塚でオールスターもある。まだ序章。全速力で生きる姿を見届けよう。

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