【楽天】交流戦初Vの今江監督「歴史に名を残せるのは非常にうれしい」
東スポWEB / 2024年6月16日 19時29分
最後に決めた。楽天は16日の広島戦(楽天モバイル)に5―3で逃げ切り13勝5敗とし、同率で並ばれていたソフトバンクが阪神に敗れ、球団創立20年目にして交流戦初優勝を果たした。
〝マジック2〟で14日の広島戦から足踏みが続き、1日にはソフトバンクに並ばれ、この日の結果次第では得失点差(TQB)で順位が決まる可能性もあった。
運命の一戦は2回に3点を先制。そして3回無死一塁から4番・鈴木大地内野手(34)に今季1号となる右翼越え2ランが飛び出し、序盤で5―0と理想的な展開となった。
投手陣は小刻みな継投でカープ打線を8回まで1点に抑えていたが、9回に守護神の則本昴大投手(33)が3安打を浴びて2点差まで迫られた。それでも最後は矢野雅哉内野手(25)を見逃し三振に斬って捨て、ヒヤヒヤながらも勝利を収めた。
勝負を決める一発を放った鈴木大は「本当にたくさんのファンの方がいたのでメチャメチャ気持ち良かったです。まさか自分がホームランを打つとは」と満面の笑み。プロ13年目のベテランはこれが史上46人目となる12球団からの本塁打となったが「それはオマケなんで、勝てて良かったです」と語った。
この時点ではソフトバンクは試合中で「静かに速報を見て、あとでみんなで喜びましょう」(鈴木大)と朗報を待った。そして約30分後にホークスは敗れ、本拠地は歓喜に包まれた。
就任1年目の今江敏晃監督(40)はうれしい〝初タイトル〟で「球団創設20年の年に、こうやって歴史に名を残せるのは非常にうれしい」と声をはずませた。
楽天は借金8の5位で交流戦に突入。20日の戦いで借金は完済し、勝率も5割に戻した。21日から再開されるリーグ戦へ大きく弾みがついた。
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