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東京都知事選 候補者多数で「ポスター掲示枠足りない」問題…NHK党系は24人擁立

東スポWEB / 2024年6月17日 6時13分

すでに都知事選をイメージした疑似掲示板を製作していたNHK党の立花孝志氏

東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)は史上最多の立候補者数となることが確実となった。そのため選挙序盤にポスターを掲示できない候補者が出る可能性も出ている。

都知事選候補者数の過去最多は前回、4年前の22人。都選挙管理委員会の集計では、13日までに立候補に必要な事前審査が終了した人数は48人と発表した。既に都知事選の選挙ポスターを張る掲示場は都内約1万4000か所に設置され、現状は48人分の枠しかない。立候補の書類を取りに来た人は76人に上り、49人以上となる可能性が高いのだ。

候補者が増えた要因の一つはNHKから国民を守る党の立花孝志党首が仕掛ける「ポスター掲示場ジャック作戦」だ。同党から19人、立花氏が出納責任者を務める関係団体から5人の計24人が立候補を予定している。「ネット全盛の今、ポスター掲示場はもういらない」と立花氏はかねて問題提起していた。1年以上前から大量の候補者擁立をぶち上げ、ポスターを掲示できる権利を寄付の形式で募る荒業に出た。

権利を得た者は商品や会社の宣伝にならなければ、24人分の候補者本人でない人や動物など、好きなデザインのポスターを張ることができる。前回の都知事選でも立花氏は立候補していない堀江貴文氏や森友学園元理事長の籠池泰典氏のポスターを掲示し、物議を醸した。寄付の仕組みも含めて、公職選挙法には抵触しないと総務省には確認済みだという。

もはや選管が祈るのは一人でも多くの候補者の撤退だ。元衆院議員の小林興起氏は16日、元航空幕僚長の田母神俊雄氏から「保守は大同団結すべき」との呼びかけに応じ、出馬を取りやめた。

「テレビなどでは公平性の観点から都知事選のニュースを取り扱う際に全員の候補者名を並べるが、さすがに50人を超えてくると埋もれ、割に合わないと考える人も出てくる」(永田町関係者)

49人以上となった場合、既に設置済みの掲示場に増設するか、一回り大きな板に設置し直す必要が出てくる。小池百合子都知事は「(追加費用は)5億なのか6億なのか。間に合うのかどうかも分からない」と話している。

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